脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『泣き虫』

民主・谷亮子、五輪に向け、議員会館での練習を検討 わんこと
近い将来何らかの大宇宙の意志の発動で国家間の利害調整手段がジュードーファイトになる可能性を鑑みて、是非とも許可すべきだと思います。


参院選雑感

  • 自民党大勝利。善哉善哉。
  • 民主党大爆死。寿ぐべきことながらも敗因が「消費税」の一語に矮小化されそうなのが何より危険。これで益々消費税増税論議がタブーになりそう。
  • 千葉景子法相落選。ほんと日本人は死刑大好きな民族だなぁ。
  • タレント候補が雁首並べて討ち死の中、生き残った石井浩郎三原じゅん子は偉い。その大逆風を巻き起こしながらしれっと自分だけ無風で当選した谷亮子は非道い。
  • 複数区への候補者二人擁立が批判されてるが、都市部での圧倒的強さは健在なのだから戦略としては間違ってないはず。これで小沢叩くのは流石に筋違いか。
  • 前回の衆院選の時も思ったが出口調査の予測が民主に対して甘すぎる。隣の国の人じゃないんだから、無意味に幸せ回路発動するのやめませんか?
  • 河上満栄実質最下位(幸福実現党を除く)落選。流石に10万票割れは民主党京都府連及び前原組が大人気なさ過ぎる。

泣き虫

泣き虫

疾風のライダー

 戦い続けた男がいる。新日でUWFでPRIDEで。負け続けた男がいる。参院選Uインターでそしてヒクソンに。それでも闘い続ける漢がいる。その名は総統高田延彦。男の中の漢よ今こそ出て来いや!


 金子達仁の本を今このタイミングで紹介するというのは実に勇気のいることですが、面白かったんだからしょうがない。馬脚を顕したサッカーの記事でもないので多分大丈夫でしょう。
 無意味な前置きさておいて。実に毀誉褒貶甚だしい格闘家人生を送った高田延彦の自伝風伝記ですが、節目節目で目立つ自己正当化と後付の言い訳がちと見苦しいですが、(苦笑)で済むレベルのもので実に波乱万丈で面白いものとなっています。金子さんは多分謙虚な気持ちで書きさえすれば文章の質は担保される方なのでは。
 やりたくもないのにやらされた社長業だの客寄せパンダの立候補だのの愚痴とか、プロレスの演出と格闘技のリアルとの間でどっち付かずで揺れ動く立ち位置だの、何でもできちゃう生真面目な器用貧乏の悲哀がにじみ出てて微笑ましいです。傍から見てると道化にしか見えませんが、「ガチ」が完全にできなくなり迷う余地の無くなった現在の「高田総統」の立ち位置は本人にとって非常に幸せなのかもしれません。

Training Montage

 しれっとプロレスにおけるブックの存在が示唆を通り越して明言されている本作ですが、プロレスと格闘技の本質的な違いを図らずも浮き彫りにするある種哲学的な一冊になっている気がします。確かに何が起こるか分からない真剣の緊張感も見てて楽しいですが、やはり何度見直しても面白い安心感はプロレスにこそある気がします。我々もサイコロを振るしか能のない神サマの審判に固執せず、長年培われたブックメイカーの熟練の職人芸をもう少し信頼してもいいのではないでしょうか。

Training Montage

Training Montage

帰ってきた今日の一行知識

当著の発売で高田夫妻は離婚危機に発展しかけた
向井亜紀夫人の「高田だけはガチ」の幻想を粉々に打ちくだいてしまったからだとか。いつまでも互いにミステリアスな部分を持ち合えるカップルって素敵ですね。