痛いニュース(ノ∀`) : 医者「ストロングゼロの健康被害がちょっとシャレにならなくなってきた」 - ライブドアブログ
酔うと猛烈に糖分が欲しくなる性質の自分としては糖質ゼロの酒なんて正気の沙汰とも思えません。
実家に帰省で寝正月を決め込んでいる今年。三食上げ膳据え膳はありがたいのですが、流石にそろそろ胃もたれが。目の前にいるの清く正しい男子高生じゃなくて40がらみのおっさんなのよ、ママン。
ひとつふたつと夢を数えていくもんじゃない
硬度
硬さ hardness
物体の硬軟の程度で、硬度ともいう。これを数量的に示すことは困難で、さまざまな硬さ試験による測定値が用いられる。一定荷重のもとで圧子を押しこみ、その深さ、荷重をくぼみの面積で割った値で硬さ数を設定するものが多いが、押しこみ深さなどは試験片の降伏強度だけでなく、加工硬化の大きさにもよる。荷重を順次変化させて、荷重0に外挿した硬さ数を用いれば、物理的意義も比較的明瞭で、降伏強度と対比できる値になるものとみられるので、このような硬さ数を求めることもある。(『岩波理化学辞典 第4版』より引用)
うん知ってる。硬度7がエメラルドで硬度9がサファイア、そして硬度10がダイヤモンド、で最近硬度10を超えるロンズデーライトってのが新しく増えたんでしょ?ってな訳で完全に『キン肉マン』の悪魔将軍で覚えました。というか正直それでしか知らないや。今回この記事書くにあたってモース硬度の一覧を初めて見た気がします。個人的には引っ掻き合わせてどっちに傷がつくかで判定するっていうアバウトさっていうか原始的なやり方が大好き。世の中まだまだ厳密に数値化できないことがらって多いんですね。
[asin:B00GW312N8:detail]
子殺し
『子殺し~猪木と新日本プロレスの10年戦争』
平成二十一(2009)年7月31日初版発行
著者:金沢克彦*1、発行人:蓮見清一*2、発行所:株式会社宝島社、印刷・製本:サンケイ総合印刷株式会社。
目次
『泣き虫』と並んで「読み物としてのプロレス」の魅力に目覚めさせてくれた一冊。ゴングの名物編集長金澤氏が当時の取材メモを元にプライドの隆盛と猪木の格闘技への傾倒が新日を揺るがせたその一部始終を丁寧に語ってくれています。とは言いながらも早速第一章から主役が大仁田厚なのはご愛敬。続く2-3章はいわゆる1.4東京ドーム事変を橋本の視点から丁寧に描いておりこれ読んだら小川と猪木が死ぬほど嫌いになること間違いなしです。以降のプライドに挑戦した新日戦士列伝は正直埋め草以上の出来ではないので、1-3章だけ読めば十分だと思います。自分もそこだけはもう何十回となく読み返しています。
子殺し~猪木と新日本プロレスの10年戦争 (宝島SUGOI文庫)
- 作者:金沢 克彦
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 文庫
暗黒日記―1942‐1945 (岩波文庫)
暗黒日記―1942‐1945 岩波文庫 一七八-一
平成二(1990)年7月16日初版発行
著者:清沢洌*9、編者:山本義彦*10、発行者:安江良介*11、発行所:株式会社岩波書店、印刷:三陽社、製本:田中製本
目次
- 凡例
- 一九四二(昭和十七)年
- 一九四三(昭和十八)年
- 一九四四(昭和十九)年
- 一九四五(昭和二十)年
- 注
- 解説
- 事項索引
- 人名索引
戦前に活躍した反軍部寄りの外交史家兼評論家の戦中日記。良くも悪くも「普通」な戦中日記ですが、とりあえず徳富蘇峰が大っ嫌いなのだけは伝わってきた。意外だったのは共産主義と暴力革命へのものすごい警戒心と恐怖感。立派な経歴と思想立場の割には今一進歩的文化人様方からプッシュされないのはこの所為かと一人納得。あと全体を通して非常に鼻についたのが非インテリ層というか肉体労働者への徹底した侮蔑。軍人や官僚や隣組辺りを軽蔑するのは知の力の及ばぬを悟った絶望と解釈できなくはないんですが、作業してもらっといて「工賃が自分たちの講演代に比べて高すぎる」って愚痴ったり、隣組の指導員として訪問してきた出入りの業者を「普段は勝手口すらようくぐらん癖に」と嘲ったりとまあ弁護のしようのない記述がちらほら。そんな心根だから一般庶民に言葉が一切届かんのだぞと小一時間。以上インテリが嫌われる理由が満載の一冊です。
もっとずっと固く大きくしていかなくちゃ
子殺しに描かれる暴君猪木に暗黒日記に描かれる暗愚な非知識層、どうして世の中は中庸な中間層が善導していけるようになっていないのでしょうか。トップダウンもボトムアップもどっちに偏しても待ってるのは迷走だけですよ。その為にも鉄の硬度の胃の粘膜を持って頑張れ中間管理職。
- アーティスト:ALI PROJECT
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/08/22
- メディア: CD
ALI PROJECT - 暗黒サイケデリック (Ankoku Psychedelic)
帰ってきた今日の一行知識
宇宙は最終的にはすべての物質が鉄になって終わる
核分裂も核融合も最終的には鉄原子で安定するみたいですね。遥か永劫の果てにたどり着く宇宙の死までのうたかたの時間に我らはどこまでたどり着けるのでしょうか
*1:代表作:『元・新日本プロレス 「人生のリング」を追って』、『時間無制限14本勝負「おい、金沢」―長州力VS金沢克彦』、『力説』他。
*2:宝島社代表取締役。雑誌『宝島』を復刊させ、宝島社を大出版社にのし上げた。
*3:真也。ZERO‐ONE社長。父昭雄、母与志江。主なタイトル:IWGPヘビー級王者、三冠ヘビー級王者、NWA世界ヘビー級王者(プロレス)。
*4:直也。小川道場所属。9勝2敗(総合格闘技)。主なタイトル:オリンピック柔道(95㎏超級)銀メダル(バルセロナ)、世界柔道選手権95kg超級金メダル(1987・'89・'91)、世界柔道選手権無差別級金メダル('89)、NWA世界ヘビー級王者(プロレス)他。
*5:新日本プロレス所属。0勝2敗(総合格闘技)。主なタイトル:IWGPヘビー級王者・NEVER無差別級王者・GHCヘビー級王座・世界ヘビー級王者(プロレス)他。
*6:和之。藤田事務所所属。18勝14敗(総合格闘技)。主なタイトル:IWGPヘビー級王者(プロレス)他。
*7:WWEコーチ。リングネーム:ケンドー・カシン。1勝5敗(総合格闘技)。主なタイトル:IWGPジュニアヘビー級王座・世界ジュニアヘビー級王座(プロレス)他。
*8:Rickson Gracie。ヒクソン・グレイシー柔術所属。11勝0敗(総合格闘技)。主なタイトル:VALE TUDO JAPAN OPEN('94・'95)他。
*9:『朝日新聞』の記者として頭角を顕すも右翼に攻撃され退社。その後『中央公論』や『報知新聞』の特派員や論説委員として活躍。代表作:『米国の研究』、『日本外交史』、『外政家としての大久保利通』他。
*10:静岡大学名誉教授。代表作:『清沢洌の政治経済思想 近代日本の自由主義と国際平和』、『清沢洌 その多元主義と平和思想の形成』、『近代日本資本主義史研究 歴史から現代へ』(著作)他。
*11:岩波書店第4代社長。『世界』の編集長として頭角を顕し執行部入り、岩波ブックレットの創刊などで岩波思想の大衆化に尽力した。代表作:『同時代を見る眼』(著作)他。