奈良の大仏は創建当時こんな色だった : watch@2チャンネル
京都なんぞに住んでると洗脳されかけますが、日本人本来の美意識は安土桃山の絢爛やバブルのケバケバしさにこそあるはずです。貧乏くさい侘び寂びなんて脱ぎ捨ててかつての栄光を取り戻そうではありませんか。まあその路線で行くと一生かかっても大陸の方々の足元にも及ばなそうなのが問題ですが。
職場の同僚(私以外一回り以上上の女性ばかり)と一緒に焼肉に行きました。焼肉ってあんなに優雅で金のかかる食い物だとは知りませんでした。
SRWZ進捗
- 作者: 鈴木正己
- 出版社/メーカー: 戦誌刊行会
- 発売日: 1981/01/01
- メディア: 単行本
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遥けき御空宮城を伏し拝みつつ勇士等が
大東亜の聖戦の美名の下、現世に顕現した餓鬼界三所。餓島、インパール、そしてニューギニア。愚かなる大本営の下策の犠牲に20万の勇士が送り込まれた魔界。そこを生き抜いた軍医の戦いと敗北の軌跡。
ザ・実録従軍記。軍医さんのの体験記なので、華々しい武勲や壮烈な玉砕とは無縁の泥に塗れた敗走記って感じで、飢えと戦傷と風土病にのたうちながら歩を進める敗残兵の物語が書き綴られます。文筆を生業とするお方ではないので、お世辞にも美麗で緻密な文章とはいいがたいのですが、芸のない朴訥な語り口が実にいい味を出してます。目を覆わんばかりの悲惨な地獄絵図なはずなのに、どこか漂うのどかさは必見。どんな悪夢の中にも「日常」はあるのだと再確認させてくれます。個人的に印象深かったのは、平時であれば、血清さえあれば、簡単に治せたはずの患者を見殺すしかできなかったことの無念さの描写。戦場にあっても飽くまでこの人は医者だったんだなと感じさせられました。