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便利な世の中になったもんです。しかし、ありがたみは欠片もないな、こりゃ。
北京五輪開幕!野球の代表メンバーの帰国がどれだけ先に延びるかしか興味のない非国民な私ですが、とりあえずみんなガンバレー。
お釈迦様もみてる 紅か白か (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/08/01
- メディア: 文庫
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みんなで騒ぐのちょっぴり楽しんじゃってる僕ら
「オッス」
「オッス」
暑苦しい朝の挨拶が、どんよりしたにび色の空にこだまする。
お釈迦様の門前に集う少年たちが、今日も仁王のようないかつい形相で、二股の分かれ道を選んでいく。
汗臭い饐えた体躯を包むのは、深い色の制服。
ぼさぼさの髪を振り乱し、乱雑に羽織った上着をたなびかして、全速力で走りぬけるのがここでのたしなみ。もちろん、時間に余裕を持ってゆうゆうと登校するなどといった、すかした野郎など存在していようはずもない。
ここは私立花寺学院。
てな訳で、大人気シリーズ「マリ見て」のスピンオフ作品。正直読む前から、イロモノ感漂う地雷臭がプンプンしてますが、気にせず、以下感想。
強く結ばれた絆は、現在、過去、未来へと
まとめ。女性の思い描く男子校の気持ち悪さは尋常でない。少女マンガの王子様勢揃いの学園は正直身の毛もよだちます。男の描く女子校妄想も女性の目で見たらこれ以上に気持ち悪いんだろうなー。ヲタクを忌避したくなる訳も判る気がします。要反省。
さて、今野先生。こんな寄り道してないで、早く祐巳祥子サーガの大団円に取り掛かってくださいな。期待と信頼してますよ。