脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『トンデモ本の世界V』

http://guideline.livedoor.biz/archives/50975139.html
怒るより先に感心してしまうのは何故でせう。


 祝儀貧乏で運転資金ショートちう。今後数年はこの状況続くんだろうなぁ。いつの日かこの投資を返してもらえる日は来るのでしょうか。

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Downな気持ちがつづく街で君だけやさしく輝いてる

 浜の真砂の尽きるとも世にトンデモの種は尽きまじ。911事件陰謀論からクラッシュフェチまで、時に真面目に時にお茶らけて、日本サブカル界の鬼才が語り尽くす珠玉の一冊。これを読まずして「と」の世界を語ること勿れ。


 数年ぶりのと学会のメインストリーム「トンデモ本の世界」シリーズ最新刊出来。毎度の事ながら一度に二冊同時刊行は勘弁して欲しいモンです。内容はと学会の重鎮連の寄稿が殆どなだけあってどの項も安心して楽しめます。とは言え、投げっぱなしの説明不足の芸風は相変わらずなので、興味のない分野に関してはちと読むのに骨が折れるかもしれません。

以上露骨な手抜きはさておいて、個別の感想。

  • 『わが闘争』・・・八方破れの天才角川春樹の自伝。誇大妄想のナルシストもここまで来れば一種の才能です。
  • X線の目を持つ少女・ナターシャを検証する」・・・超能力少女ナターシャの検証番組に同席した筆者のコラム。一方的に否定するのではなく、一定度の特異能力を認めた上で疑義を呈する態度は、懐疑論者の鑑。大槻教授は爪の垢をもらいなさい。
  • 『TOKYO大改造』・・・先日物故なされた黒川紀章氏全盛時のイケイケドンドンな東京改造計画。石原は大嫌いですが、まかり間違ってこんなんが都知事にならんで本当に良かった。
  • アメリカ侍古武術修行』・・・捻じ曲がりまくった日本への憧れが微笑ましくも恐ろしい一冊。妄想の出元は何処かと思えば、アメリカ永住中の日本人。外国行く人はくれぐれも「正しい」日本文化を学習してから、出国しましょう。

自分らしく生きること忘れそうな向かい風

 もう一冊に比べると、題材が「予言」「宇宙の謎」「オカルト」「歴史」と濃いのがずらりで、なかなか歯ごたえと臭みがありすぎて正直読みづらいですが、きちんとした「知識」・「教養」のありせば、大層面白かろうと思わせる本でした。トンデモ本に限らず、どの分野も少し深い世界を堪能する為には、きちんとした「文法」を学ぶ必要があります。「何故勉強しなければいけないの?」この質問への唯一の返答は、これに尽きるのではないでしょうか。

GUNDAM-SINGLES HISTORY-2

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