脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『武家の家紋と旗印』

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溢れる才能の無駄遣いがここにも一つ。


 最近良くぎゃーじんさんに道を訊かれます。そんな時は自信満々に相手の目を見据えて、朗々たる日本語で案内してあげると、意外と通じます。コツは目をそらさないこと。気圧されたら負けです。

武家の家紋と旗印 (1973年)

武家の家紋と旗印 (1973年)

世界はボクを待ってる

紋章
 ある特定の図形を用いて、個人・一家・族党などの表徴とし、識別する標識。紋じるし。紋所・家の紋・定紋・家紋などと呼ぶ。紋章を用いるのはヨーロッパの貴族を除いては日本のみである。狭義には、敵味方の識別の為の旗指物につけられた武家の紋を指す。広義には、公家の文様、その他町家の紋・商標、現代の団体・結社の徽章なども含む。起源は11世紀前半、公家が衣服・牛車につけた好みの文様に始まり、鎌倉初期、武家の旗印に用いられ、中期には一般化し、元寇の頃には全国に定着した。南北朝期以降、族党が分立するにつれて、紋章は付加・分離・変形などによって増加した。江戸時代、武家の服装の制度化が進み、紋付の衣装が式正化して、紋章の多くは円で囲まれ、図案的に整えられた。明治維新後は洋装化によって、使用の場が少なくなり、第二次大戦後は家制度の崩壊と和装が廃れるにつれ、殆どが表現の場を失った。図案としては、文様からの転用、幕紋の引両三種、旗の招代、神仏の祭祀具、目印としての単純な図形、名字を含む文字、数字などが用いられ、主要なものは約300種ある。菊・桐に代表される植物紋(約70種)が大部分を占め、動物紋(約30種)、日・月・星・霞・波などの天文地理紋、図符紋、武具・祭祀具などの器具紋、鳥居・庵などの建造物紋など。現在では、日本的なものを感覚的に表現する為デザインとして利用されることが多い。(『日本史広辞典』より引用)


 最近忙しさにかまけて本屋通いをサボってたら、見事に鼻が利かなくなりました。急いでリハビリにかからないと致命傷になりかねないので、誰か援助して下さい。
 閑話休題。家紋や旗印といういくらでも面白くなりそうな題材で、おざなりな家紋・旗印の歴史の概観の後は単なる稚拙な武将列伝。正直肩透かしです。やはり根性入れて学術書読まないと面白いものには出会えませんね。反省。

一生懸命生きている 名もない旗を掲げろ

 上記の辞書引用によると、紋章を持つのはヨーロッパ貴族と日本人だけだそうです。あなたも、自分ちの家紋*1調べて、自身のルーツに思いを馳せてみませんか。「家」の歴史を背負うとなかなか背筋伸びますよ。


THE CIRCLE

THE CIRCLE

*1:ちなみに我が家は「丸に木瓜」でした。