http://nais.to/~yto/clog/2006-10-25-4.html
大人になんてなりたくない!!
きょおそとづけはあどですくをかいました。こおはいにつけてもらったらうつしかえにじかんがかかるのでそのあいだまあぢゃんでもしましょうといわれました。みごとにかっぱがれました。ぎょおしゃにたのんだほうがやすあがりだったきがするのわ、たぶんぼくのきのせいでしょう。えぐえぐ
デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))
- 作者: 若杉公徳
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/05/29
- メディア: コミック
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豚の胃で作られた子宮の中に 悪魔の国の皇太子が宿る
生れ落ちた瞬間、父を殺し母を犯した史上最狂最悪の猟奇殺人鬼ヨハネ=クラウザーⅡ世(本名根岸崇一)。全ての父にして、全てを滅ぼすものたる彼が、殺人とレイプの合間の手遊びに、我等に授けて下さる聖なる邪悪の音楽デスメタル。それを駆使しインディーズを制覇したDMCが世界の頂点に立つ日は近い。その日まで彼の名を呼び待てぇ。
一言でいえば、デーモン小暮の正体が誠実で弱気な純朴な青年だったら、っていうマンガです。ありきたりといえばありきたりなモチーフですが、この作品からは何故か強烈なオリジナリティーを感じます。根岸モードとクラウザー様モードとの落差の描き方が上手いのは勿論ですが、脇の使い方が上手いのも、一発ネタで終わらない理由の一つでしょう。立身出世の手段と割り切って悪魔を演じるジャギこと和田真幸、素の方が変態なカミュこと西田照道、M男なのにどこかカッコいい資本主義の豚こと梨元圭介さんが物語にアクセントを加えてくれます。
ストーリーライン自体は、事件が起きる→根岸が嫌がりながらも状況に流されてクラウザーさんになる→テンションが上がって暴走してしまい新たなる伝説が生まれる。と多少単調ですが、それを退屈に感じさせない不思議な力があります。私如きの力ではクラウザーさんの魅力を毫も伝えることが出来ません。是非この本を手に取ってください。そして一緒にファックと叫びましょう
ああ大いなる魔人よ 我等が主人に 祝福を与えよ
真面目にメタルやパンクやロックをやってる人には噴飯モノかもしれませんが、まあ世間の目ってゆうのはこんなもんです。しかし、いつの世も世界を革命するジョーカーたりうるのは賤なる道化に他なりません。イロモノと笑われ蔑まれるものにこそその権利と力が与えられるのです。尊崇を集める大家も今を時めくアイドルも所詮時代の波に翻弄される憐れな落ち葉に過ぎません。如何なる批判も嘲弄も無視し、独り雄々しく立ち尽くす反逆者として、いつの日か世界をSATSUGAIするその日まで、頑張れグループ魂。