瀕死の強龍最後の粘り。龍の返り血を身に浴びて不死身の体を手に入れた戦士が無人の野を行く。という展開でも可笑しくはないのですが、ファイターズの猛攻をエース川上が必死に耐えます。それに呼応した便秘気味の打線が根性で一点をもぎ取るも、日ハムがスクイズであっさり同点。ホンマ中日が哀れに思えてきました。こんなチームに勝てねえよ。
抵抗も其処でお仕舞い。次の六回には試合を決めるセギノールの2ラン。8回にはシーズンMVPを決定付ける稲葉のHRも飛び出しゲームセット。数字だけ見れば日ハム圧勝のシーズンでしたが、中日もセ界一の名に恥じぬ立派な戦いぶりだったと思います。互いに譲らぬ真剣勝負を堪能できるいいシーズンでした。やっぱり野球は面白いなあ。
勝ダルビッシュ SMICHEAL 負川上
先制荒木 同点金子 決勝勝越セギノール