脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『真空国会~福田「漂流政権」の深層』

【画像】 京都大学で2次試験、とんでもない立て看が登場したと話題に 「えっちな立て看」 ひろゆきや猗窩座の姿も : 銃とバッジは置いていけ
こんな時でも平常運転。これぞ私の愛した京大です。

 
 流石でこのままでは色々不味いと心のイグニッションキーを回した途端に大小理不尽なのから自滅までこれでもかのトラブルの山。それがなんだか楽しかったりする辺り大分調子が戻ってきたかなと。


聖剣ⅢToM進捗

  • 3周目クラスチェンジ完了。主人公の職業:プリーステス。

2人は漂流者嵐に巻き込まれた難破船のように

福田康夫
昭和十一(1936)年~。日本の政治家。衆議院議員(7期)、内閣官房長官(第67・68・69代)、沖縄開発庁長官(第41代)、内閣府特命担当大臣男女共同参画担当)、自由民主党総裁(第22代)、内閣総理大臣(第91代)などを歴任した。
 東京府東京市生まれの群馬県高崎市育ち。大学卒業後、石油会社で17年余りサラリーマン生活を送っていたが、40歳で退社し、政界入りする。父である福田赳夫*1の秘書を14年間務めた後、1990第39回衆議院議員総選挙において旧群馬3区から出馬し初当選を果たす。
 第2次森内閣において内閣官房長官に抜擢され、続く小泉内閣でも官房長官を務めた。2004自身の年金未納が発覚したため、3年半余り務めた官房長官の職を引責辞任。在任期間は1289日、内閣官房長官として当時歴代最長在任記録を残した*2。ポスト小泉*3の候補として、安倍晋三*4対立候補として総裁選への立候補が注目されたが、結局出馬しなかった。
 '07.9安倍の突然の辞任劇の中、当初、後継総裁の最有力と見られた麻生太郎*5を抑え、自民党の大多数の派閥の支持を背景に2007年自由民主党総裁選挙に立候補する。麻生を破り、第22代自由民主党総裁に選出され、第91代内閣総理大臣に就任。史上初の親子二代での総理となった。'08.9内閣を総辞職し、内閣総理大臣自民党総裁の職を辞した。 (wikipediaより修整引用)


 タイトルでは福田政権にしか触れられてませんが、実際は第一次安倍内閣発足から大連立構想頓挫後の2008年序盤の不穏な情勢まで。ポスト小泉の自民党が一番グデグデだった時期のお話なので自民党支持者としては歯噛みしながら読むことになります。人事の失敗に焦って大暴走で自滅した安倍政権と無為無策の事なかれでじり貧になった挙句無茶な博打を外した福田政権と両者両様のダメっぷりに苦笑を禁じ得ません。特に大連立構想は小沢が自分の人望をどれだけ過大評価してたんだと。まあのちの民主党政権の体たらくみてると小沢の心配がもろ的中してるんですけど。10数年の時をへて登場人物たちがほぼ過去の人になった今読むとかなり味わいのある一冊です。

雨が降ると分かってても私は濡れていたでしょう

 今の菅義偉内閣の体たらくを見るに長期政権の後はグダるもんなんだなあと。あと数年の大迷走の果てに中曽根小泉安倍に続く長期政権を担当するのは誰になるんでしょうか。できれば河野さんがいいなあ。

漂流者

漂流者


Shiny VS Shiina (PV)

帰ってきた今日の一行知識

安倍晋三(1回目)福田康夫麻生太郎の3首相は在任期間がほぼきっかり1年

それぞれ366・365・358日。麻生さんが後1週間持てば図ったような奇跡的な偶然が。あの頃は9月に総裁選が定期行事みたくなってましたっけね(遠い目)

*1:第67代内閣総理大臣。正二位大勲位。父善治。大蔵官僚として活躍したのち岸信介の推挽により政界進出。タカ派筆頭としてポスト佐藤の座を田中角栄と争うも敗北。三木おろしと大福密約により首相就任するも、独自色を出せぬまま総裁選で敗北下野。その後もフィクサーとして田中派と角逐するも二階堂擁立構想の頓挫により失脚引退。

*2:2016年7月、第2次安倍内閣内閣官房長官に就任した菅義偉に抜かれ、歴代2位となる

*3:純一郎。原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟顧問。第87-89代内閣総理大臣。父純也、母芳江。YKKの一角として活躍。ポスト森の総裁選で小泉旋風を巻き起こし橋龍に勝利し総理就任。聖域なき構造改革日朝平壌宣言などで国民的人気を獲得し郵政民営化をかけた小泉劇場での大勝利を置き土産に勇退

*4:衆議院議員。第90・96-98代内閣総理大臣。父晋太郎、母(岸)洋子。内閣官房副長官として同行した北朝鮮訪問で国民的人気を獲得し、小泉の後を襲うも、郵政造反組復党問題などで人心は離反し体調不良も伴い退陣。雌伏を経て石破との総裁選に勝利し、民主党から政権奪還。アベノミクスの成功により空前の長期政権を樹立するも、消費税増税による批判やコロナショックにより精魂尽き果て退陣。

*5:財務大臣。第92代内閣総理大臣。父太賀吉、母(吉田)和子。名門麻生財閥の御曹司として活躍したのち政界進出。大勇会の立ち上げに参加し、額賀の失脚により派閥を継承。麻垣康三の一角としてポスト小泉の困難な政局を担当するもリーマンショックによる混乱の中民主党への政権交代により下野。安倍首相再登板時には副総理として後見役を務めた。続く菅政権でも副総理続投中。