脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

L.テスタロッサと妖説太閤記と岸信介について

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天下ジャーナリスト様が一視聴者に説明するだけの資料に整合性なんて必要ありますか?愚民どもはただ黙って「はいはい」うなずいてればいいんです。


 根回しとか交渉事ってのはできない人は本当に絶望的にできないんですね(嘆息)


DQⅪS進捗

  • 連武討魔行第四の試練クリア。称号:6つの世界を救いし者

その心まで僕は守れているのだろうか

レナード+アマルガム+ラスボス

レナード・テスタロッサ
コードネーム「ミスタ・Ag」。テレサテスタロッサ*1の双子の兄で、妹同様ウィスパードである。ウィスパードとしての能力はかなり高く、コダールシリーズやアラストルなど、アマルガム製兵器の大半に関わっているとみられる。
TAROSを介して限定的ながら未来予知が出来るため、その能力を利用してアマルガムのネットワークを掌握、自らの手中に収める。その目的は、「ウィスパード」が生まれる前の過去を改変する事で「本来の世界」に作り変えようとすることである。ASの操縦技術も優れており、高性能ASであるベリアルを苦もなく使いこなしている。また、線の細い優男然とした外見に反して生身の戦闘力も高く、格闘戦ではレイス*2を軽々と取り押さえ、宗介*3と銃撃戦を展開した事もある。宗介の最後まで諦めない芯の強さに腹を立ててはいるが、互いに障害物という認識しかなく、宿敵やライバルといった認識はない。物事を少々斜に構えて見るその性格は、幼年時代に母親*4が他の男性と関係を持っていた事実を知っていたことや、その母親によって襲撃者に引き渡されたことなど、端的に言えば「肉親に裏切られたこと」に由来する。なお、この一連の経験は『つどうメイク・マイ・デイ』において、かなめ*5に共振を利用して見せている。また幼少時は父のカール*6曰く、かなりの人見知りだったらしい。
 かなめに好意を抱いており、『つづくオン・マイ・オウン』以降、彼女と行動を共にしていたが、ある出来事がきっかけでかなめの持った拳銃が暴発してしまい瀕死の重傷を負ってしまう。『せまるニック・オブ・タイム』では一人称が「僕」から「俺」になり、以前と比べ、言動が粗暴になる等の変化が表れている。『ずっと、スタンド・バイ・ミー』ではメリダ島にてTAROSの最後の守りとしてベリアルを駆って宗介のレーバテインと対峙。依然圧倒的優位を誇り一方的に追い詰めるが、宗介から聞かされたテッサの言葉、そして「変革」が中断したことに動揺した隙を突かれ、レーバテインを囮にした宗介の策にかかってベリアルを破壊される。最後はテッサの心の強さを認め、宗介に自分も普通の人間として生まれたかったことを語り和解しかけたが、自暴自棄になってTAROSの自爆装置を起動しようとしたため、世界改変の計画を諦めきれないカリーニン*7によって射殺された。(wikipediaより修整引用)
初登場:『フルメタル・パニック!3~揺れるイントゥ・ザ・ブルー』6:「ヴェノムがまわる」八月二八日 〇四四〇時(現地時間) ペリオ諸島 ベリルダオブ島(小説)、『フルメタル・パニック!The second raid』Scene02「水面下の状景」(アニメ)
cv.浪川大輔*8

アマルガム
 賀東招二*9著、四季童子*10イラストのライトノベルおよびそれを原作とするアニメ『フルメタル・パニック!』に登場する架空の組織。
 世界中のテロリスト・独裁政権・紛争地域などに対して、実行部隊を派遣しての援助や兵器提供などを行っている。その規模・技術レベルはミスリルのそれと同等以上とみられ、ラムダ・ドライバ搭載兵器に関しては、ミスリルがARX-7(後にARX-8)一機しか有さず、しかも宗介1人しか操縦できない点とくらべ、アマルガムはラムダ・ドライバ搭載の量産型アーム・スレイブを多数配備するなど、常にミスリルの一歩先を行っている。ただし、その技術的優位のせいで、対ラムダ・ドライバ搭載機用の戦術や技術のノウハウがミスリルほど充実していないというデメリットも生じている。世界各国の様々な大企業、組織や国家、テロ集団、マフィアなどアマルガムに関わっている組織や団体は非常に多い。 (wikipediaより修整引用)
初出:『フルメタル・パニック!2~疾るワン・ナイト・スタンド』5:「ベヘモス」六月二七日 〇二四四時(日本標準時) 東京都 江東区 有明

ラスボス
 ラストにいるボスキャラ、即ち最終ボスである。和製英語の一種。「最終ボス」「ラストボス」ともいうが、現在では「ラスボス」と呼ぶのが一般的である。
 ジャンルを問わず、戦闘行為・対立構造があるようなゲームではどこかで敵の野望を打ち砕き、それを以ってゲームを終わらせる必要がある。その際に戦い、そいつを倒せばエンディングというボスが「ラスボス」である。当然ボスの中でも格別の扱いをされ、専用のBGM、反則的な専用技、第二形態や第三形態、バトル中にイベントや会話が差し挟まれる、格闘ゲームや戦略ゲーム等普段は(名目上は)対等ルールで戦うゲームでも対戦では使用不可能なキャラでバランスブレイカーなCPU専用技や例外的な特性をもって登場するなど凝った演出がされることが多い。重要なゲームの山場であるためラスボスのBGMは人気の高い曲が多い。
 一般的には魔王等その戦争・騒乱を引き起こした首謀者がラスボスである場合が多いが首謀者が呼び出した破壊の化身だったり、首謀者亡き後その部下が悲しみを背負ったことで覚醒してラスボス化したりする場合もある。
 転じて、何かの首謀者や、攻略難易度が一番高いキャラ等の「作中最強の存在」・「威厳・威圧感があり、目に見えて強そうな物」をこのように形容する(ニコニコ大百科より修整引用)


 『フルメタル・パニック!』のラスボスは?と問われれば、レナード=テスタロッサということになるでしょう。作中最強の機体ベリアルを駆り、敵対組織アマルガムの長であり、食い止めるべき災厄TARTAROSによる世界改変の黒幕でもあり、ついでに言えばヒロイン千鳥かなめに懸想する恋敵でもありと要素を羅列すれば間違いなくラスボスが彼以外にはありえないのですが、どうしてもなんだかなあというか格落ち感が否めません。前半はアフガン時代からの仇敵ガウルン、中盤は陣代高校での平穏な日常やナミを奪った怨敵クラマ、そして終盤は道を違え敵に回ったかつての恩師にして「父」カリーニンと宗介にとって思い入れのありまくる魅力的な敵役が常時存在してレナードの出るなし。TARTAROSもレナードがどうこうというより、かなめが内なるソフィアに打ち勝てるかが焦点になっていてこちらもぶっちゃけいてもいなくても。さらに言えば、かなめにちょっかいだすもろくすっぽ相手にされず三角関係すら形成できずといいところなし。*11挙句の果てには、最終巻の中盤で宗介ではなくカリーニンに粛清される形であっさり退場とお前ホントにラスボスかと。最終巻で作者がぶっちゃけてましたが、「宗介にとって宿敵でもなんでもない単なる障害に過ぎない」ってのが彼の限界ではないでしょうか。
 以上、クールで達観した超越者と戦争バカの朴念仁はここまでかみ合わないんだと痛感させられた考察でした。

妖説太閤記

妖説太閤記(上) 講談社文庫 や-5-1
昭和五十三(1978)年10月15日初版発行
著者:山田風太郎*12、発行者:加藤勝久*13、発行所:株式会社講談社、デザイン:亀倉雄策*14菊地信義*15、製版:豊国印刷株式会社、印刷:豊国オフセット株式会社、製本:株式会社国宝社
目次

妖説太閤記(下) 講談社文庫 や-5-2
昭和五十三(1978)年11月15日初版発行
著者:山田風太郎*16、発行者:加藤勝久*17、発行所:株式会社講談社、デザイン:亀倉雄策*18菊地信義*19、製版:豊国印刷株式会社、印刷:豊国オフセット株式会社、製本:株式会社国宝社
目次


 山田風太郎の描く新感覚太閤記!になるんでしょうか。みんな大好き太閤記の登場人物たちが忍法帖的解釈の怪人と化しているのはなかなか見事。「常識人」秀長だけはフィルターのかけようもなかったかろくすっぽ出番がないのがちょっと笑えます。秀吉の人物造形を「醜男で成人女性にまともに相手にされないロリコン」として行動原理を「一目ぼれしたお市の方をわがものにするため」ってしたのが実に新鮮で、歴史ものとしての鑑賞にも十分に堪えます。ただ根源的な物語構造の欠陥としてクライマックスが賤ケ岳の戦いでのお市の方散華にならざるを得ずそれ以降が思いっきり蛇足というか迷走になってしまうのがちょっとなんだかなあ。まあ、山風文学は途中で風呂敷畳むの飽きて後半かなり投げやりになるのが仕様と言ってしまえばそれまでですが。という訳で、純粋なエンタメ作品としても太閤記の新解釈としても楽しめる逸品ですので山風ファンの方は是非ご一読を

岸信介

岸信介
 明治二十九(1896)~昭和六十二(1987)年。政治家。山口県生れ。佐藤栄作*21の実兄。東大法学部卒。
 農商務省に入り、満州国総務庁次官、商工次官等を経て1941東条内閣の商工相に就任し、統制経済体制を構築する。'42総選挙で初当選、'43新設された軍需省次官(兼国務相)。戦後は公職追放され、A級戦犯として逮捕・収監されるが、不起訴のまま'48釈放。追放解除後政治活動に復帰し、'53総選挙で自由党から2回目の当選。'54日本民主党結成に参画、'55保守合同にも関与し、自民党初代幹事長に就任。'57.2首相に就任、日米安保条約改定を強行し、空前の安保反対闘争に直面、批准・発効後の'60.7辞任。怜悧と権勢欲の強さがきわ立った人物である。(『岩波日本史辞典』より引用)


 我らが安倍総理の祖父にして、自分たち医療関係者にとっては国民皆保険制度の創始者で全く頭の上がらない大偉人なんですが、安保闘争の時の首相ってイメージが強すぎてそれ以外の事績あまり知られてない気がするので、力不足を承知で独断でご紹介。
 山口県庁勤務の両親の下に誕生し、幼少時に父が造り酒屋を始めるために地元の田布施に戻りそこで育ちました。その旧制一高を経て東大法学部へ。そこでなぜだか大川周明に感化され、満洲経営を密かな野望にトップクラスの成績を残しながらも農商務省へ入省。順調に出世して満州国国務院実業部総務司長として渡満すると、その辣腕を揮い満洲の弐キ三スケ*22の一人に数えられるほどの功績を残します。その後盟友東条の商工大臣として入閣しますが、東条の独裁体質ともろに衝突し袂を分かち、辞職拒否により東条内閣崩壊の直接の引き金を引きました。戦後はA級戦犯として逮捕されますが前述の東条内閣倒閣の功とグルー大使との親交から刑は免れました。その後公職追放解除に伴い政界進出。吉田学校の双璧となっていた弟の佐藤栄作を頼り吉田自由党に参加しますが、吉田のワンマンとぶつかり、反吉田の鳩山とつるんで日本民主党を創設しました。しかしホントこの人ワンマン体質な人とあわないのね。閑話休題保守合同では鳩山派の筆頭として自民党初代幹事長となり活躍。鳩山退陣後に石橋と後継を争うも僅差で敗北。しかし石橋が僅か半年で病魔に倒れたため全閣僚を引き継ぎ首相就任。そこで悲願の再武装と自主憲法改定に取り掛かりますが、折あしく安保改定反対の一大闘争に巻き込まれ志半ばに辞任。その後は福田赳夫の貢献者として長く暗躍し、左翼学生に対抗するため今でいう反社勢力を糾合したり、ダグラスグラマン事件を筆頭に疑獄の常連だったりのダーティーイメージもあって昭和の妖怪の名を欲しいままにしたのでした。最後は女婿の安倍晋太郎に後事を託して死去。孫の安倍晋三の今の大活躍をきっと草葉の陰で喜んでいることでしょう。

岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))

岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))

  • 作者:原 彬久
  • 発売日: 1995/01/20
  • メディア: 新書

どんな強い鉄の鎧で君を守ろうとしても

 妖説太閤記に出てくるような怪人連や、レナードの屠ったアマルガムの面々、そして妖怪岸信介とフィクションにも現実世界にも凶々しいこれぞ悪役!とでもいうような連中はたくさんいます。男の子たるものいくつになってもそういった吐き気のする邪悪と対峙する心構えは持ち続けたいものです。まあゲームの世界と違ってラスボス決まっててそいつを倒せばハッピーエンドってわけにはいかないのが問題なんですが。


Even if

帰ってきた今日の一行知識

80年代後半までは親韓派は右翼の代名詞だった

それでイベンターや芸能界が韓国系の巣窟なんだ。なんか納得。

*1:ミスリル作戦部西太平洋戦隊総司令官・TDD-1「トゥアハー・デ・ダナン」艦長。大佐。父カール、母マリア。コールサイン:「アンスズ」ウィスパードとして覚醒しその力を狙った組織の襲撃により両親を失いミスリルの保護下に入る。そこで自身の開発したトゥアハー・デ・ダナンの艦長となり各種特殊作戦で活躍。アマルガムによる一斉攻撃でミスリルが壊滅して以降も残党を率い、兄レナードの世界改変を阻止した

*2:ミスリル情報部所属。本名:金玉姫。千鳥かなめの護衛として活動するもレナードの襲撃から逆にかなめに救われたことでかなめの事実上の使い走りとなる。ミスリル壊滅後はハンターとともに行動しレーバテインを完成させるなどミスリル残党の活動を後方から支援した。

*3:相良。ミスリル作戦部西太平洋戦隊“トゥアハー・デ・ダナン”陸戦ユニット特別対応班所属。軍曹。コールネーム:「ウルズ7」。ソ連による旅客機撃墜事故に巻き込まれ母と戸籍を失い、カリーニンの保護下に入るも、特殊機関ナージャによりマジード暗殺の工作員とされるが失敗し、カシムの名前を貰いアフガンゲリラの一員となる。アフガンゲリラ壊滅後傭兵として各地を転戦したのちミスリルに参加。千鳥かなめの護衛任務で陣代高校に入学すると徐々に社会性を取り戻しかなめに惹かれていく。ミスリル壊滅作戦でかなめを拉致されてからは独自に彼女を追い活動。ミスリル残党と合流後メリダ島郷愁作戦に従事しかなめの奪還と世界改変阻止を成し遂げた

*4:マリア。子にレナード、テレサ

*5:千鳥シュンヤ、母シズ。都立陣代高校2年4組。生徒会副会長。陣代高校で「恋人にしたくないアイドル」として平和な日常を満喫していたが、ウィスパードとしての才能をアマルガムに目を付けられハイジャックにより拉致されたところをミスリルに救出され、以後宗介を護衛として高校生活を続行するも、レナードにより誘拐。ソフィアに体を乗っ取られウィスパリングとして覚醒しTARTAROSの建造により世界改変を図るも宗介の叱咤により自我を取り戻し「ささやき」を克服した。

*6:ロサンゼルス級原子力潜水艦"ダラス"艦長。中佐。アメリカ軍の潜水艦艦長として活躍するもウィスパードである子供たちを狙った某国諜報部の襲撃により横死。

*7:ミスター・K。スペツナズ指揮官として活躍するも陰謀により逐われミスリルに参加。陸戦コマンド指揮官として人心を集めるも、レナードの勧誘により離反しアマルガムに参加。レナードのクーデターに主導的役割を果たし世界改変に邁進するも宗介らの活躍により計画は頓挫。自暴自棄になったレナードを粛正しかなめを連れ去り計画を続行しようとしたところヘリを撃墜され、その時の傷が元で宗介に最後の訓練を施したのち戦死

*8:ステイラック代表取締役。代表作:石川五エ門(『ルパン三世』)、アルフレッド=イズルハ(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』)、石田ヤマト(『デジモンアドベンチャー:』)他。

*9:代表作:『甘城ブリリアントパーク』、『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』、『ドラグネット・ミラージュ』他。

*10:代表作:『モンスターコレクション ノベル』、『セブン=フォートレス』、『異世界迷宮でハーレムを』他。

*11:つーか、テスタロッサ兄妹はそろって宗介かなめ夫妻にアタックして玉砕してんのね、不憫だ。

*12:誠也。父太郎。代表作:『魔界転生』、『甲賀忍法帖』、『虚像淫楽』他。

*13:講談社専務取締役。

*14:日本グラフィックデザイナー協会初代会長。代表作:1964東京オリンピック・NTT・グッドデザイン賞ロゴマークデザイン)他。

*15:代表作:河出文庫、『澁澤龍彦全集』、『水滸伝』他。

*16:誠也。父太郎。代表作:『魔界転生』、『甲賀忍法帖』、『虚像淫楽』他。

*17:講談社専務取締役。

*18:日本グラフィックデザイナー協会初代会長。代表作:1964東京オリンピック・NTT・グッドデザイン賞ロゴマークデザイン)他。

*19:代表作:河出文庫、『澁澤龍彦全集』、『水滸伝』他。

*20:日本ペンクラブ第12代会長。紫綬褒章。父秀真、母吉田きみ。代表作:『大衆文学の歴史』、『大衆文学論』、『生きているユダ わが戦後への証言』他。

*21:第61-63代内閣総理大臣従一位大勲位。父秀助、母茂世。戦前は鉄道官僚として活躍し戦後吉田学校の双璧として政界進出。池田からの禅譲により首相就任後は外交に注力し日韓基本条約締結・沖縄返還などを成し遂げノーベル平和賞に輝いた。

*22:東条英機星野直樹鮎川義介岸信介松岡洋右