エマの脱走とオーストラリアと昭和天皇メモ騒動について

【画像あり】描いた絵が1300万円で売れた9歳の天才少年、モネの再来と呼ばれる 凄すぎワロタ : 暇人＼(^o^)／速報 - ライブドアブログ
神童の付加価値だけで叩き売ろうとする下種な画廊プロデュースな前衛絵画でなかったのでちょっと安心。「二十歳過ぎればただの人」のジンクスに負けずに大成してくださいね。

　異動の春は引っ越しの春。幸い自分のデスクの移動は免れたのですが、その分同僚上司の引っ越し手伝いに引っ張りだこ。一年前も同じこと言ってた気もしますが、引っ越しはもう嫌だ。

魔装機神Ⅱ進捗

• 3周目第7話「裏切り」ヴォルクルス教団と交戦中。トップエース：マサキ＝アンドー@サイバスター。

We've golden soil and wealth for toil

エマの脱走

エマの脱走 - 脱積読宣言

エマの脱走
テレビ朝日系アニメ『機動戦士Ζガンダム』第4話
脚本：丸尾みほ*1・斧谷稔*2、演出：川瀬敏文*3、作画監督：山田きさらか*4
メインキャスト
カミーユ＝ビダン：飛田展男*5、エマ＝シーン：岡本麻弥*6、フランクリン＝ビダン：石森達幸*7、ジェリド＝メサ：井上和彦*8、バスク＝オム：郷里大輔*9

　母の死に錯乱したしたカミーユとジェリドの交戦からエマのエゥーゴ投降までを描いた一話。タイトル通りエマの変心がメインテーマなのですが、正直かなり心変わりの過程が唐突なので余り共感できません。ティターンズは身内から裏切り者を簡単に出す位ひどい組織なんだぞーってエクスキュースの為にエマさんが使われてる気がします。まあ、子供番組の「分かりやすさ」としてはそれが正解なのでしょうが。
　

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オーストラリア

破れさびれし 廃墟の上に たちあがれ - 脱積読宣言

オーストラリア Australia
　オーストラリア大陸を占める国。首都：キャンベラ、面積：7,682,300平方km、人口：1793.6万人（1994現在）*10。
　小麦・羊の農牧畜国で、羊毛の生産・輸出は世界一。鉱産が豊富で、金のほか鉄・石油・天然ガス・ボーキサイト・ウランなどが注目されている。高い生活水準を維持している。17世紀前半にオランダ人が北・西岸を調査してニューホラントと命名。1770クック*11が東岸を調査してニューサウスウェールズの名でイギリス領と宣言。'88イギリス流刑植民地として入植開始。1901連邦を結成、自治国となる。白人以外の入植を拒否してきたが、現在は多文化主義を展開。主住民はイギリス系白人。主言語は英語。宗教はキリスト教。通貨はオーストラリアドル。（『コンサイス外国地名事典 第3版』より引用）

　カンガルーとコアラとオージービーフの国。観光及びモラトリアム大学生の語学留学先として友好的な関係を築いていたかの国も、近年はシーシェパードの暴虐にTPPに北京五輪やベルリンW杯での屈辱と「宿敵」な印象が強まってきています。アメリカや中国のようにへつらう必要もなく、南北朝鮮のようにきちがいでもない、仲良く喧嘩のできる普通の「隣国」と言えるのではないでしょうか。以下そんなオーストラリアの略史を。
　オーストラリアが「発見」されたのは大航海時代まっただ中の17世紀。交易に値する文明も侵略に値する沃土も見いだされなかったのと、何より距離の問題で暫く放置されていましたが、アメリカの情勢がきな臭くなってきた1770年にクックによりイギリスの領有が宣言されます。それ以後は、独立したアメリカの替わりの流刑地として一大牧羊地となりますが、上述の事情も伴い本国からは実に投遣りな植民地経営をなされています。因みにアボリジニーの大虐殺が行われたのもこの頃。そんな事情が変わるのは1851年の金鉱発見。アメリカ西海岸に次ぐゴールドラッシュは一気にオーストラリアの重要性を増し、1901年には英連邦の一員として独立を果たします。その後、両度の大戦では英連邦の一角として積極的に参戦。第二次大戦では日本軍と死闘を繰り広げます。戦後は西側諸国の一員として親英米特に地理的要因からアメリカ寄りの政策を堅持しますが、今世紀に入って小ブッシュのご無体によりアメリカの威光が低下してからは親東アジア路線を強め、TPPに代表される環太平洋諸国（アメリカ中国除く）の盟主たらんと策動しています。今後は日本の良きライバルとして君臨してくれるのではないでょうか。

Ｃ１１　地球の歩き方　オーストラリア　２０１１?２０１２

昭和天皇＋メモ＋今更

君がため、惜しからざりし命さへ - 脱積読宣言

昭和天皇
　明治三十四(1901)〜昭和六十四('89)年。大正天皇*12の第1皇子、母は皇后九条節子*13。東京市赤坂区青山出身。諱：裕仁、幼名：迪宮。
　1916立太子礼を行う。'21.3-9ヨーロッパを旅行し、大正天皇の病気により、帰国後の'21.11摂政となる。'24.1久邇宮良子*14女王と結婚。'26.12大正天皇の死により践祚、昭和と改元し、'28.11即位礼を行う。'29.7張作霖爆殺事件の処置に不満で田中義一*15首相を叱責し、内閣総辞職に追い込む。'31満州事変開始以後は14年間に亘り、大元帥として戦争指導に当たった。'36二･二六事件が起こると、軍首脳の生温い態度を怒り、反乱軍の討伐を督促した。'41四度に亘る御前会議で対英米開戦を決定し、原爆投下とソ連参戦により、'45御前会議で天皇の地位不変を条件にポツダム宣言受諾を決断した。戦後アメリカの政策的判断で戦犯として訴追されることを免れた。'46.1人間宣言を行い、'47.5施行の憲法で天皇の地位は元首から象徴に変った。'71ヨーロッパを、'75アメリカを訪問。'76在位50年、'86在位60年の記念式典を行い、歴代天皇の中で最長寿と最長在位の記録を作った。'88.9重態に陥り、'89.1死去。この間国内に自粛ムードが広がると共に戦争責任論も闘わされた。（『コンサイス日本人名事典 改訂新版』より引用）

メモ
　メモランダムの略。忘れないように簡単に書き留めること。また、その記録。（『広辞苑 第五版』より引用）

今更
１、今になって、また。
２、今となって。この期に及んで。
３、今初めて。
（『広辞苑 第五版』より引用）

　平成の御世も十数年が経たんとする平成18年に突如として「発見」された昭和天皇のA級戦犯合祀に関する発言への覚書、通称富田メモ。曰く「（前略）私は或る時に、A級が合祀されその上松岡・白取までもが。筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが松平の子の今の宮司がどう考えたのか易々と。松平は平和に強い考があったと思うのに親の心子知らずと思っている。だから私あれ以来参拝していない。それが私の心だ」
　そもそもこの「私」は昭和天皇ではなく徳川義寛元侍従長のことではないかとか根本的な議論も存在しますが、それに目をつぶったとしても正直今更何をと言うしかないものでした。昭和天皇の松岡・白鳥ら親独外交官への憎悪にも近い嫌悪は寺崎英成の『昭和天皇独白録』からも明らかで周知の事実とでも言って差し支えないものです。むしろこのメモが本当に昭和天皇の発言に依拠するものだとしたら、重要視すべきはむしろ東条の名が挙がってないことではないでしょうか。昭和天皇が永田鉄山の忘れ形見の東条英機を重用し盲目的と言っていい程に信倚しており、松岡グループの駆逐と親英米路線への回帰を彼に託したものの、見事にその期待を裏切られたのは皆さんご存知の通り。それでも昭和天皇の東条英機への寵愛が敗戦後も揺らいでなかったとすれば少し驚きです。

昭和天皇独白録 (文春文庫)

In history's page let every stage

Advance Australia Fair

帰って来た今日の一行知識

オーストリアはオーストラリアと間違えられまくるのを逆に自虐ジョークに昇華している
「NO KANGAROOS IN AUSTRIA」なんてのがその一例だとか。流石、ヨーロッパの旧帝国組は余裕がありますね。

*1:代表作：『ウルトラマニアック』・『彩雲国物語』（第2シリーズ）・『カルルとふしぎな塔』（シリーズ構成）他。

*2:富野由悠季。代表作：『機動戦士ガンダム』、『伝説巨神イデオン』、『リーンの翼』（監督）他。

*3:代表作：『絶対無敵ライジンオー』、『覇王大系リューナイト』、『ひぐらしのなく頃に礼』（監督）他。

*4:代表作：『機動戦士ガンダム〜逆襲のシャア』、『ママは小学4年生』、『鎧伝サムライトルーパー』他。

*5:アーツビジョン所属。代表作：丸尾末男（『ちびまる子ちゃん』）、若島津健（『キャプテン翼』）、水の守護聖リュミエール（『アンジェリーク』）他。

*6:フリー。代表作：ジャックリーヌ＝ローズ（『大草原の小さな天使ブッシュベイビー』）、パティ＝ホープラビット（『メイプルタウン物語』）、ソレッタ・織姫（『サクラ大戦2〜君、死にたもうことなかれ〜』）他。

*7:テアトル・エコー所属。代表作：王貞治（『巨人の星』）、スーパーゼウス（『スーパービックリマン』）、センゴク（『ONE PIECE』）他。

*8:B-Box社長。代表作：アンソニー＝ブラウン（『キャンディ・キャンディ』）、ニャンコ先生（『夏目友人帳』）、はたけカカシ（『NARUTO -ナルト-』）他。

*9:代表作：ミスター・サタン（『ドラゴンボールZ』）、ロビンマスク（『キン肉マン』）、ドズル＝ザビ（『機動戦士ガンダム』）他。

*10:2008年現在は2,129.3万人。

*11:James Cook。勅任艦長。三度の大航海により、北太平洋を探索。ニュージーランド・ニューギニア・ハワイ諸島などを発見した。第三次大航海の途上ハワイ島で原住民との抗争により横死。

*12:第123代天皇。諱は嘉仁。父明治天皇、母柳原愛子。明治天皇の跡を襲い即位するも、生来の病弱と精薄により長男の裕仁親王の摂政を受けた。

*13:貞明皇后。大正天皇皇后。父道孝、母（野間）幾子。子に昭和天皇、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王、三笠宮崇仁親王。

*14:香淳皇后。昭和天皇皇后。父邦彦王、母（島津）俔子。子に東久邇成子、祐子内親王、鷹司和子、池田厚子、今上天皇、常陸宮正仁親王、島津貴子。

*15:第26代内閣総理大臣。陸軍大将。男爵。父信祐、母みよの。長州閥のホープとして軍政畑を累進。予備役後立憲政友会総裁に就任し、首相戴冠。対外強硬路線を推し進めるも満州某重大事件で昭和天皇の不興を買い退陣憤死。