脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『婦人論(下)』

2chスポーツニュースナビ 【野球】セ・リーグ DB0-2C[4/6] 前田健ノーヒットノーラン達成!丸先制打・ニック来日初弾!広島4連勝 DeNA3戦0点今日は無安打
地元開幕巨人戦三タテに続く連夜のお祭り騒ぎ。もしかしたら今年のカープはつおい。かもしれない。

 
 祝『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』発売。例によって例のごとくしばらく引きこもりますので友人各位はご容赦を。


SRWZⅡ再世篇進捗

  • 第19話「それぞれの戦場」アロウズと交戦中。トップエース:デュオ=マクスウェル@ガンダムデスサイズ。

プラモ進捗

婦人論〈下巻〉 (1955年) (岩波文庫)

婦人論〈下巻〉 (1955年) (岩波文庫)

僕ら馬鹿だしはまるまやかし

婦人論 
 ドイツの社会主義者ベーベル*1の著作。1883刊、原題『Die Frau und der Sozialismus』。正しくは『婦人と社会主義』。女性の歴史と現状を被抑圧者として描きだし,その状態を痛烈に批判すると同時に,女性の真の解放は社会主義革命を通じてのみ達成されることを強調した。(コトバンクより引用)

 下巻に入り女性解放論の衣を脱ぎ捨て完全無欠の社会主義アジテーションの書になってしまってるのが微笑ましい一冊。資本主義を罵倒し社会主義の無謬なるを説くその様は宗教以外の何物でもなし。資本主義的搾取構造から解き放たれさえすれば人間は完全なる理性の聖人君子になれるって理論は苦笑以外の術を持ちません。逆説的に共産主義なんてのは人類全員が性善で有能なる完璧超人でなければ成り立たないものなのかと認識を新たにしました。
 そんな理論の構造的欠陥さえ目を瞑れば統計的分析に基づいた精緻な分析は非常に質が高く、流通における革命的発展や世界大戦の不可避を予見しているあたりにそれが表れています。まあ、1世紀も前のヨーロッパの具体的数字挙げられても全く何のことやらイメージすらできないんですけどね。
 以上実用にも教養にも娯楽にも使えない完全無欠の非実学的読書の感想でした。雑念の入らない純粋なる読書を堪能したい方は是非どうぞご一読を。

操られても良い転がされても良い

 共産主義の敗北から気づけば早四半世紀。未だにその幻想に囚われてる憐れな方々も多いですが、人間やはり一度信じた主義主張はなかなか捨てられないのでしょうね。我々もいつの日か資本主義に拘泥し数多の犠牲を齎した愚者とののしられる日が来るのでしょうか。是非とも長生きしてそのパラダイムシフトに立ち会ってみたいものです。その時は、今のおじいちゃん達が戦場自慢するように、僕らは社蓄自慢することになるのでしょうか。ちょっと楽しみです。

ケツノポリス4

ケツノポリス4

帰ってきた今日の一行知識

専業主婦という「職業」が一般化したのはほんの半世紀前
高度経済成長に伴う中流家庭の誕生を待ちます。それまでは夫婦共働きが当たり前。青年男性一人辺りの生産性が爆発的に高まったお陰で庶民でも「家政婦」雇う余裕ができたんですね。日本の常識は所詮団塊の常識に過ぎません。真の温故知新で新たな時代を切り拓きましょう。

*1:August Bebel。ドイツ社会民主党初代党首。リープクネヒトに感化されマルクス主義に目覚める。反プロイセン闘争を通じて名を上げ、ドイツ社会主義労働者党の立ち上げに参画。以後はドイツ社会民主党に改名した同党の活動を主導した。