脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『フルメタル・パニック!12〜ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』

【政治】「小沢氏が首相になれば3年後には非常に支持率が上がる」 民主・山岡氏 2chまとめぴーぺ
この度の騒動は自分が完全な悪役になることによって、相対的に菅・前原の好感度・支持率を上げる為の、小沢の究極の捨て身技に違いない。


 東京より愛を込めて。来年の転職の打ち合わせと挨拶に上京しました。無事内々定から内定に昇格したのはいいのですが、ちょっと長めに設定した滞在期間の所為で金の飛んで行き方が半端ないです。ああホントに東京は怖か町ですばい。

この世界に生まれたその意味を君と見つけに行こう

 戦乱の打ち続く狂った世界をあるべき姿に書き換えんとする崇高なる計画も後はTARTAROSの起動を待つのみ。そんな審判の日を前に既得権益の保持に汲々とし計画の破壊を目指す不逞の輩が一握り。その名はミスリル、トゥアハーデダナン。かなめと世界を救う為、破邪の銀の名を抱く「正義の味方」ミスリルの、否戦争バカ相良宗介の最後の戦いが始まる。


 大団円。十二年に亙ったソースケとかなめの物語も遂に完結。上下巻になっちゃった所為で、勝利を決定付けた決め台詞が冒頭部分に来たり、宗介VSレナード、かなめVSソフィアのそれぞれのラスボス戦が中盤には決着であとは蛇足気味の脱出バトルになったりと一冊の本としてみれば多少ならず構成の甘さが目立ってしまいますが、それを補って余りある感動のフィナーレはファン感涙間違いなし。「前巻」から二年も経ってるんで細かい伏線とか完全に忘却の彼方だったのがちと残念なんですけど。
 内容は、綺麗にさしたる未練も残さずさばさば死んで行くアマルガム組と、どんなに絶望的で苦痛に満ちていようとも最後の最後まで泥臭く見苦しく生に執着し続けるミスリル組との対比が鮮やか。わざわざ某狙撃手を無理に生き返らせたのは、どんなにかっこ悪くてもKYでも御都合主義でもなんでもいいからともかく生きろという作者からのメッセージだと思うのはうがちすぎでしょうか。石破ラブラブ天驚拳がなかったのは正直結構残念ですが、この物語がボーイミーツガールなのを思えば、やはりそれは蛇足だったでしょう。

痛みさえも抱えながら新しい景色迎えに行こう

 完結。下手に人気が出るとなかなか終われないという漫画界の業病はラノベ界でも蔓延してます。自分がファンな作品だけでも『R.O.D』とか『宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』とか全く完全無欠の途中放棄状態なのを見るにつけ、風呂敷を畳むという行為の難しさと重要さを痛感いたします。そんな悪習に抗い見事一篇の物語を完成させてくれた賀東先生には惜しみなき賞賛と商業的成功を与え、他の無責任な創作者どもへのアンチテーゼとすべきです。その為にも京アニさん早く第四期の制作に取り掛かって来年はハルヒらきすたけいおんに続くフルメタ旋風を巻き起こしてくださいまし。期待してますよ。

tomorrow / 枯れない花

tomorrow / 枯れない花

帰ってきた今日の一行知識

金属原子の語尾に「〜イウム」(-ium)が付くのが慣例になったのはカリウム以降。
これで化学史の暗記が便利になりますね。そんな必要が何処にあるのかは知れませんが。