痛いニュース(ノ∀`) : ウクライナ参戦を命じられたベラルーシ軍。大量の兵士の拒否により参謀総長が辞表提出 - ライブドアブログ
プーチンのアホが、世界が俺を否定するなら・・・って自棄にならないといいなあ。
年度末は人事の季節という訳で、私の周りでも暗闘の気配がふつふつと。ここで楽しくなってくるから色んなところに敵作るんだよなあ。反省。
強く激しく君に惹かれて落ちていった場所は海の底
迷舟
「あの迷舟に誰も手を出さないように伝えてくれ」byムラサキ
朋を持たない半端者同士の交流の物語。なんとも爽やかな読後感が出色です。
獣たちの海
塩水の中で生まれたとき、その生きものは孤立していた。
魚舟が獣舟に変貌しゆく過程の物語。陰惨なはずの物語がどこか爽快感すら漂わせるのはきっと生命賛歌の姿勢が首尾一貫してる所為なのでしょう。
老人と人魚
「ついてくるなら、おとなしくついてこい」by老人
なんか見たことあるんだけど誰だったけなあ。が先に立ってあんま物語が頭に入ってこなかった。ラストシーンの美しさは見事。
カレイドスコープ・キッス
「虚構の存在を実在しているかのように愛でた結果、実在する私に君が望む名がついた。虚像が実在する何かに投影されたとき、人はそれを創作物と呼ぶ。創作行為の根源にあるのは愛だ、恋だ。その創作者が、現実の人間と恋愛に至ったことがあるか、現在、誰かを愛しているかどうかということは、創作物の値打ちとはなんの関係もない。世界一孤独な者が、誰もがうっとりする永遠の愛と美を描き出すこともあるのだ。わかるな?」byレオー
これぞ上田早夕里。言葉と対話の力を信じぬいて、最後の最後まで交渉で物語を持たせる技術と胆力はさすが。前半3編が全体的に消化不良気味だったのもあって、そうそうこういうのが読みたかったんだよと。
僕はこの距離を縮めたくて少しでも君に近づきたくて
短編が上手い作家さんと長編が上手い作家さんがいますが、上田女史は明らかな後者。じっくりしっかりと物語と人物の理解を深めていくスタイルは腰を据えて読むのに最適。もっとこういう作家さん発掘したいんですが、長編は外した時地獄なんだよなあ。
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