痛いニュース(ノ∀`) : 山寺宏一がアニメ作品への安易なタレント起用を批判 - ライブドアブログ
他の誰が言っても嫉妬にしか聞こえないことをよく言ってくれました。声優業の地位向上目指してがんばれ、山ちゃん。
今日は母の誕生日。どうでもいいですがこの日は父方の祖母の命日でもあったりします。因みに妹の誕生日は祖父の命日。我が家の女性陣は先祖に呪祝われまくりですね。
- 作者: 立間祥介
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1992/06/01
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
無敵の情熱 素敵に壮絶
三国志通俗演義
元末以来特に流行した長篇歴史小説。羅本(貫中)*1の作。後漢末から、魏・呉・蜀三国の分立を経て晋が天下を統一するまでの史実を記した晋の陳寿*2の『三国志』に基づきつつ、民間の説話や講談の類を織り込んで作ったもの。「説三分」といってこれを職業とする講釈師によって語り継がれたが、後には『全相三国志平話』という毎ページ絵入りの読み本ともなり、またこれを仕組んだいくつかの演劇も出現するなど広く民衆に親しまれた。それらを一つに吸収して、歴史に即した小説にまで高めたのが今の『三国志通俗演義』で、清初に毛宗滴の改定したテキストが最も普及しているが、最古の形は明の弘治年間(1488-1505)の刊本に見られる。暢達した文語混じりの口語文で、英雄豪傑の活躍の様を力強く描くところ、まさに演義小説の白眉であり、『水滸伝』と共に明以後の社会に多くの読者を獲得した。(『新編 東洋史辞典』より引用)
今も昔も男の子の憧れ三国志。何時までもkoeiの『三国志』シリーズや『蒼天航路』『龍狼伝』などのマンガ知識止まりもアレだろうと、『演義』に手を出してはや小一年。このままだと読了まで何年かかるかも怪しい*3ので上巻での途中報告。
流石に原著で読めるほどの頭はないので、日本語訳版で読み進めてますが、中途半端な現代語訳が時々興を削いでる感は否めません。しかし、日本の耽美な戦記モノには乏しい、疾走感と爽快感は十二分に味わえます。モノノアハレを楽しむ日本文学と、万夫不当の英雄豪傑の無双の活躍を味わう武侠小説の違いが良く出ているようで非常に興味深いです。
内容は上巻は赤壁合戦の辺りまで、正直蜀陣営、特に諸葛孔明・関雲長コンビの完璧超人ぶりは読んでて腹が立ってきますが、そんな贔屓の引き倒しとは関係ない魏呉陣営の英傑の縦横無尽の大活躍と時々大失態は読んでいて非常に好感が持てます。個人的に上巻で一番面白かったのは長坂橋の戦いではなく、曹操天下奪取への登竜門たる官渡の戦いでした。やはり作者の過剰な愛着はキャラの魅力をスポイルしてしまうのだと痛感させられますね。
胸の奥にある炎は幾千年も昔から消えない果てない運命だから
個人的に歴史好きと言う奴で、三国志・戦国時代・新撰組が好きと続いたら、一気に話す気が失せてしまうのですが、やはりそうは言っても三国志は面白い。誰をとっても主役級の個性とエピソードを持った連中が繰り広げる合戦絵巻。千年の時を超えて愛読され続ける理由が良く分かります。
特に二次創作三次創作と版を重ねる事に勝手にエピソードと個性が上積みされていく様は過剰な著作権保護が文学の発展をどれだけ阻害しているかを改めて感じさせます。小銭目当ての老害連中はそのことが自分の愛児の可能性をどれだけスポイルしているか分かっているのでしょうか。古今の名作は全て数十度の改定を経て現在の形に落ち着いているのです。西洋とは違う東洋の作品作りのノウハウもう一度取り戻しませんか?
- アーティスト: 雁行真依,衣織,稲葉エミ,前澤寛之,ヒロイズム,坪広志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA メディアファクトリー
- 発売日: 2007/04/25
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (17件) を見る