脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『毎日かあさん4〜出戻り編』

姉の実証実験:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd
リアル妹持ちな所為で妹属性には欠片も萌えませんが、こういう姉には少し憧れてしまいます。


 免許更新行ってきました。結果、免停リーチなのにゴールド免許という椿事*1が。完全手抜きの講習で教官が事故例を紹介しながら、「皆さんには無縁のことでしょうが・・・」というのに苦笑。しかし、5年後はノーマル免許確定。安全運転のモチベーション下がるなーw

毎日かあさん4 出戻り編

毎日かあさん4 出戻り編

みんなやさしいから 心配いらない

 お帰り鴨ちゃん。いつまでも快方に向かわないアルコール依存症に嫌気をさされて三行半を叩き付けられたが戻ってきた。酒の魅力に打ち克って、不治の病を克服して。ようやく取り戻せた「四人」家族の平穏で平凡でかけがえの無い日々。しかし、彼の身はもう一つの不治の病に侵食されていた。


 さよなら鴨ちゃん。「2007.3.20.鴨志田穣腎臓癌にて死去」この記事を読んだ時、一面識もなかったはずなのに、生涯の知己を失ったような喪失感に襲われました。西原理恵子女史の描く彼がどれほど活き活きと現実感を持って我々の心にキャラとしての「鴨ちゃん」を植え付けたかの証左でしょう。最愛の伴侶を失った喪失感を乗り越えて昇華されたこの作品は、強く我々の心を打ちます。鴨ちゃんファンもそうでない方も是非一読下さい。悲しくも美しい家族の形がそこにはあります。

不意に淋しくなる ひとりの時間が

 鴨志田氏の話題ばかりになりましたが、息子も娘もいつもどおりの縦横無尽の大活躍です。知恵もつき獣から人間への過渡期の年齢を迎えた彼らとその友人連。無頼派・叙情派としてのサイバラも大好きですが、この母親としてのストーリーこそが、彼女の生き様の集大成なように思えます。彼らの成長と共にサイバラ文学も新たな局面を見せるのかと思うと、今からそれが楽しみでなりません。思春期を迎えた彼らとサイバラはどんな顔をして向き合うのでしょうか。願わくばそれまで、連載と彼女の才能が続きますように。

*1:人身の届けを出したのが6月半ば、更新の案内が着たのが6月頭。というのが原因のようです。