脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ユリイカ 特集 西原理恵子』

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永遠の17歳*1も一つ歳を重ねて18になりました。

今日遂に童貞を棄てました。

あの日交わした約束は砕けて散った

 『まあじゃんほうろうき』*2『恨ミシュラン*3『鳥頭紀行』*4ぼくんち*5毎日かあさん*6とデビュー以来十五年、ほとんど途切れず傑作名作をものにしてきた、土佐の生んだ鬼才西原理恵子。その正しい解釈鑑賞法を、『ユリイカ』豪華執筆陣が解説解題します。今時代はサイバラだ。


 嗚呼、こんなはずじゃなかったのに、『Quick Japan』とか『ユリイカ』とのオサレ系サブカル文学雑誌にだけは手を出さないって決めてたのに、サイバラ特集なんて酷いや、見え見えの美人局でも手を出さないわけにはいかないじゃんかよ畜生。嗚呼、汚された気分。無垢な僕を返して。


 てなわけで、邪推した人残念でした。ええと、本題の感想ですが、今までの食わず嫌いを後悔したかったのですが、残念ながらというか予想通りというか、正しく時間と金の無駄遣いという結論。ウザイムカツク背中が痒いの三拍子揃った清く正しいブンガク雑誌でした。あ、西原理恵子の対談はいつものサイバラ節全開で非常に面白うございました。ただこれだけの為に\1300の価値があるかというと疑問。立ち読みで十分でしょう。


 久しぶりの更新をこれで終わらすのもなんなので、西原理恵子について思うさま語って見たいと思います。発表形態が漫画な以上、このblogで取り上げる機会も早々なさそうですしね。以下時間切れで暫く放置します。ごめんなさい。

この想い 忘れはしない ずっと

 しかし、この人の著作には不思議な力があります。彼女は常に「人生は終わらない坂道」といい、歯を食いしばれ、休むな、働け、甘えるなと叱咤しているだけなのですが、その根底には負け犬の人生もそれはそれでいいんじゃないかと感じさせる何かがあります。努力の奨励と敗北の肯定。これこそが、ニート問題への解答なのではないでしょうか。少なくとも挫折を知らぬお偉い先生様のどんな能書きよりも説得力はあります。21世紀の道徳の教科書にいかがですか?本人は嫌がるでしょうけど。

 

今日の一行知識

賭け麻雀でしょっ引かれるか否かの分かれ目はデカピン*7
捕まえられる位のレートで打てる身分に早くなってみたいもんです。

DAYS

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*1:Hey Boys! Hey Girls! - 脱積読宣言

*2:

まあじゃんほうろうき (1) (バンブーコミックス)

まあじゃんほうろうき (1) (バンブーコミックス)

*3:

恨ミシュラン (上) (朝日文庫)

恨ミシュラン (上) (朝日文庫)

*4:

鳥頭紀行ぜんぶ (朝日文庫)

鳥頭紀行ぜんぶ (朝日文庫)

*5:

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (1)

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (1)

*6:

毎日かあさん カニ母編

毎日かあさん カニ母編

*7:一点一円