http://www.chikuhou.or.jp/aso-taro/newspaper/030702-1.html
改めて読むと政治家の発言じゃねーなこれ。そんじょそこらの自称サブカル学者より深い識見持ってるんじゃあるまいか。
宿酔い。さくっと終わらせましょう。嗚呼頭が重い。
- 作者: 清水義範,西原理恵子,(著)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/15
- メディア: 文庫
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神様さえ知らないような わくわくする甘い夢を見よう
『国語入試問題必勝法』で一世を風靡した清水義範の雑学エッセイ。「理科」「社会」「算数」「国語」と続いたこのシリーズも当書「総合学習」でラスト。円熟味を増す西原清水コンビの妙技をご堪能あれ。
よくも悪くも読みやす過ぎてちっとも印象に残らない*1一冊。この人の「軽薄な」文章を読むと、どれだけ積み重ねても雑学は所詮雑学で、新たな広がりを持たないという現実が眼前に突きつけられ、暗然たる気持ちを禁じ得ません。同じ雑学家でも、雑学の泥濘の深淵を垣間見せる唐沢俊一とは大違いです。一般向けの水割りとマニア向けのストレートとの違いでしょうか。しかし、後味のすっきりさは水の如し。後に尾を引かない読後感は読み捨てるには最適の一冊。お仕事や勉学にいそしむ堅気なお方の生業を邪魔しないこの謙虚さこそが人気の理由でしょう。
広い宇宙まで 長い旅に行きましょう
読みやすい本は感想が書きにくい。なのでまとめは抜きの方向で。
作者自身の「挿文家」の自嘲通り、どっちかというとサイバラのマンガがメインの構成です。歳経てなお盛んな西原女史の筆致は相変わらずの破天荒さで読み応え十分。十数ページのサイバラマンガに500円出す価値を感じるなら買いだと思います。数年後にはしれっと全集『サイバラ茸』に再録されてそうな気はしますが。