脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『日本人の歴史 第五巻~医術と日本人』

ジュピ速 本を読む人=頭いいは本当か?
視野が広がるというか、自身の経験を絶対視をすることはなくなると思います。なお、ビジネス書と啓発本は読書のうちに入りませんので悪しからず。


 仕事で二つ目の山踏破。蒔いた種が芽吹いてくれるのはありがたいんですが、ほぼ同タイミングに収穫時期迎えるのはやめてほしいなあ。

日本人の歴史〈5〉医術と日本人

日本人の歴史〈5〉医術と日本人

張りつめてた胸のどこかに傷がついて穴があいたみたい

 日本人はどのように医術を用い、悪疫や宿痾と戦ってきたのか。日本人の歴史を描く大河シリーズ第五巻ここに出来。


 中学時代にむさぼり読んだ樋口清之氏の本を古本屋で見かけたので衝動買い。中学生が知的興奮を堪能できるってことは、色々知恵もついてしまった今読んでも・・・という訳で、ちょっと残念な読み応え。とりあえず、仮にも医療従事者の一員としては過度の西洋医学ディスの東洋医学上げはちょっと許せないところが。あんまりホルホルすんのはみっともないですよ、と。そう言った全体的な問題点に目を瞑って、個々の記事に注目すれば、日本人が病気をどのように認識してたかが分かって結構面白かったり。歴史の本として読むから色々不満も出るのであって、明治以前の医術をテーマにしたエッセイとして読めば結構面白い一冊ではないかと思います、まる。

囚われてた小さな世界見下ろして進め

 漢方の何が問題って、体質改善を目的とする全身医学だからまあ金がかかること。とりあえず目先の不調だけ何とかして体動くようにしたいって対処療法にはやはり即物的な西洋医学が一番です。そう考えると昨今話題の血液クレンジングとかの疑似医学も長期的にみれば、プラセボも込みで多少の効果は無くもないんじゃないかなあと。まあ費用対効果は高麗人参以上にお察しですけど。

愛をからだに吹き込んで

愛をからだに吹き込んで


Superfly『愛をからだに吹き込んで』11.19 Release!!

帰ってきた今日の一行知識

古代日本においてハゲは障害者扱いだった

養老律令』戸令目盲条に曰く「(前略)禿瘡無髪(中略)如此之類、皆為残疾」と。皮膚病で髪が抜けたのを指してるんでしょうが、現代でも見習うべきだと思うの(真剣)