脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『死体と戦争』

【悲報】ソシャゲ、攻撃力のインフレが止まらずついに99京ダメージへ :哲学ニュースnwk
うん、やってることが実に小学生男子だ。


 弊社の迎える初の年度末。税理士さんに恐る恐る決算報告の費用をお伺い立てたら「上限○○万円でそこからどこまで割り引くかはそちらの資料の整理のされ具合によります」って満面の笑顔で言われた。・・・さあ満額支払えるキャッシュは残ってたっけかしら

死体と戦争 (ちくま文庫)

死体と戦争 (ちくま文庫)

世界中どこだって誰かの墓場なんだ

 心中・腹上死・死刑囚・死体化粧・刺青・戦死志願者・人肉嗜食者・東京大空襲・釜石空襲・大阪大空襲etc生者を考察せんと欲さば死体を語るに如かず。戦争などの極限状態であぶりだされたエロスとタナトスの狂演を鬼才下川耿史がえぐる


 初出一覧を見るまでもなく、エログロ系雑誌の埋めネタコラムが出自と簡単に想像のつく悪趣味系エッセイ集。ただまだ戦争体験者が巷に蟠踞してて死と生が交錯する極限状態がリアリティを持てていた時代の作品群なので説得力が違います。中でも出色は表題にもなっている戦争下での悲喜劇。「空襲」とひとくくりにされがちですが、新型ナパーム弾主体の東京、艦砲射撃主体の釜石、通常焼夷弾の大阪でこうも被害の内情が違うもんかと目から鱗。個人的に印象に残ったエピソードは「燃えている家具を一か所に集めていると赤ん坊と火のついた家具をもって来た若奥さんが間違えて赤ん坊を火の中に投げ込んでしまい、『あ、間違えた』とごく普通の口調でいい、次の瞬間「ギャー!」と絶叫して火の中に飛び込もうとした」というもの。これぞ究極のシリアスな笑いと言ってしまったら不謹慎でしょうか。その他、人肉食や強姦死姦など日本軍の戦争犯罪系エピソードも満載なので、サヨク系の皆さんも楽しめると思いますよ。

生活と空想世俗と現実逃避の成れの果て

 どんなにお上品に取り繕ったって人間の一番の興味関心はエロとグロ。刺激が強すぎるから子供に見せたくないって気持ちは分からなくはないですが、なんまり純粋培養しちゃうと、その「魅力」に触れちゃったときにえらいことになっちゃいますよと老婆心ながら。やっぱり免疫ってのは大事なんだなあと比較的大雑把に育ってきた身は思うのでした。

世界収束二一一六

世界収束二一一六


【歌ってみた】花は誰かの死体に咲く/amazarashi

帰ってきた今日の一行知識

真珠湾に眠る戦艦アリゾナには遺骨がそのまま放置されている

日本でそんなことやったら偉い大問題になるぞ。改めてアメリカ人は根っこのところは大雑把で野蛮だなあ