脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展〜「印象、日の出」から「睡蓮」まで〜図録』

使ってる言葉が方言って気付きにくくね?:哲学ニュースnwk
「さし」と「たう」と「くる」は本気で気付かんかった。


 社会福祉主事の通信教育のスクーリングで葉山にて5日間の研修。流石に片道2時間はきつかったんで藤沢に宿を確保。取りあえずの感想としては、藤沢は駅前に大型書店のある文化的ないい街です。


競馬進捗・・・H28収支-18610

頑張っていればお天道様が必ず微笑んでくれるさ

モネ Claude Monet
 1840〜1926。フランスの画家。
 父は商人。1858ブーダン*1に認められ、ル-アーヴルで戸外制作。'59パリに出て、アカデミースイスで学び、C.ピサロ*2を知る。'60-'62アルジェリアで兵役につくが、病気で退役。パリでマネ*3・P.A.ルノアール*4セザンヌ*5らと交遊。'70普仏戦争でロンドンに避難、J.ターナー*6・コンスタブル*7に感銘をうける。'74ナダル写真館での第1回「匿名家協会展」出品の『印象・日の出』が「印象派」の語源となる。以後、フォルムよりも外光に変化する光と色を追求、印象派最大の風景画家と称された。晩年は視力の衰弱と戦いながら「睡蓮」の連作、オランジェリーの壁画制作を続けた。(『コンサイス人名辞典 外国篇』より引用)


 前回の記事でも書いた通りに現代アートに思いっきり当てられたので、お口直しに去年行ったモネ展の図録を引っ張り出して読んでみました。感想は印象派は現物を遠くから薄眼で見るもんで、平板なドアップの印刷での鑑賞には全く以てむかないの一言。現地ではあれほど感動させられた名作の数々が、ただ筆使いの荒い凡庸な作品ばかりになっていました、印象派の絵の値段が高止まりしてるのはこんなところにも理由があるのかもしれませんね。

睡蓮の花のようにこの思い水面に光る

 基本国粋主義者の私ですが、絵画はやはりルネサンス以降からピカソ以前の油絵に限りますね。何故こんな至高の芸術をものにしながら、現代アートなどという愚にもつかないゴミへと文化を退行させてしまったのか理解に苦しみます。

睡蓮花

睡蓮花

帰って来た今日の一行知識

印象派は元々蔑称
当時の新聞でぼろくそに酷評された際に使われたレッテルが逆に喝采の対象のとして受け入れられた模様。命名者のルロワは草葉の陰から歯噛みしてるでしょうね。

*1:Eugène-Louis Boudin。代表作:『トルヴィル=シュル=メールの浜』、『ドーヴィルの海水浴』、『ル・アーブル港』(油絵)他。

*2:Jacob Camille Pissarro。代表作:『テアトル・フランセ広場』、『エラニーの干草収穫 』、『エルミタージュの丘、ポントワース 』(油絵)他。

*3:Édouard Manet。代表作:『草上の昼食』、『オランピア』、『笛を吹く少年』(油絵)他。

*4:Pierre-Auguste Renoir。代表作:『舟遊びの人々の昼食』、『ロメーヌ・ラコー嬢の肖像』、『ぶらんこ』(油絵)他。

*5:Paul Cézanne。代表作:『カード遊びをする人々』、『サント=ヴィクトワール山』、『大水浴図』(油絵)他。

*6:Joseph Mallord William Turner。代表作:『トラファルガーの戦い』、『雨、蒸気、スピード−グレート・ウェスタン鉄道』、『解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号』(油絵)他。

*7:John Constable。代表作:『乾草の車』、『主教の庭から見たソールズベリー大聖堂』、『エドワーズ婦人の肖像』(油絵)他。