脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『謀殺 下山事件』

警察が踏切前で停止したドライバーに停まってないと難癖をつけ罰金を払わせようとする→ドライブレコーダーで一時停止確認→警察「今回は厳重注意だからな!」:ハムスター速報
警察は国営のヤクザです。関わらないで済むならそれに越したことはありません。


 江戸川介護歴史同好会を設立。次回は小田原への小旅行を計画してますので、ご興味のある方は是非お声掛けくださいまし。

艦これ進捗

  • 南方海域サブ島沖海域攻略中。第一艦隊旗艦:時雨改二。

謀殺 下山事件 (新風舎文庫)

謀殺 下山事件 (新風舎文庫)

傷だらけ突っ走るぜ

下山事件
 出勤途上に行方不明となった下山定則*1初代国鉄総裁が轢死体となって発見され、共産党労働組合連合の弾圧に利用された事件。
 1949.7.5下山総裁が行方不明となり、'49.7.6 AM0:20頃常磐線綾瀬駅近くの線路上でバラバラ死体で発見された。事件発生は'49.7.1定員法による国鉄の9万5000人の人員整理が発表され、'49.7.4〜第1次整理者3万700人の通告の直後であり、国鉄労組の共産党員などに疑いの目が向けられた。しかし、自殺説・他殺説いずれの確証も出ず、真相不明のまま時効が成立。(『岩波日本史辞典』より引用)


 国鉄三大ミステリーの一つ下山事件を扱った一冊。事件の背景と当日の下山総裁の足取りを追う出題パート、法医学的見地から科学的操作のメスが入れられる推理パート、CIAの謀略を暴く「真相」パートと一個のミステリーとしても良質な出来に仕上がっています。個人的にお気に入りなのは当時殆ど知られていなかったルミノール反応を使っての死体運搬ルート解明作業。
 それ以外にも最初期の法医学捜査の例として実にテレビ映えしそうなネタもてんこ盛りなので埋もれさせとくには惜しい一冊&事件だと思います。ただ、CIAからの圧力か、単なる対抗意識かは知りませんが、自殺説に妄執し続けた毎日新聞・慶応大学・捜査一課には心の底から反吐が出ますので、関係者の方はくれぐれも読まないようにしてくださいね。

辛い気持に唇かむしかできなくて

 団体争議なんて企てようもんなら即懲戒解雇の中小企業にばかり勤めていると、改めて労働組合のありがたさが身に沁みます。問題は現在ユニオンも産別も愚にもつかない政治運動にばかり熱を上げて全く労働問題の解消に興味を持ってないこと。共産党さんあなたの存在意義と使命は日本の労働風土の抜本的改革です。憲法改正反対なんてお遊戯は社民か民主にでも任せときなさい。いつの日か、共産党に胸を張って投票のできる日を心より待ち望んでいます。

YOUMEX ORIGINAL LIBRARY SERIES VOL.1

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帰って来た今日の一行知識

不審死に行政解剖が行われるのは東京23区と大阪横浜名古屋神戸だけ
シャーロック=ホームズ曰く、犯罪は田舎ほどばれにくい。ってのは現代日本でも当てはまるんですね。

*1:第3代運輸次官。父英五郎。大の鉄道好きが高じて鉄道省に入省し、順調に累進。国鉄初代総裁の大任を背負うも下山事件にて横死。