『管見妄語〜大いなる暗愚』

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桜宮高校より、体育科そのものの体質の問題だと思ってしまうのは、文系運動オンチの僻みでしょうか。

　帰省中久しぶりに動けなくなるレベルの風邪ひいて体が資本ってのを痛感いたしました。その代わりに、帰省後恒例のプチ鬱モードと無縁でいれてるのは喜んでいいやら悪いやら。

SRWOGⅡ進捗

2周目第36話「不可視の扉」イグニスと交戦中。トップエース：イルムガスト＝カザハラ@グルンガスト改。

管見妄語　大いなる暗愚 (新潮文庫)

作者: 藤原正彦
出版社/メーカー: 新潮社
発売日: 2012/05/28
メディア: 文庫
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バカも通せば男伊達僕らの常識非常識？

　『国家の品格』で一世を風靡した藤原正彦氏の人気エッセイついに書籍化。

　「ギョウザから国家まで」の惹句に違わぬ広範なジャンルを語りつくす天才エッセイスト藤原正彦先生の作品。『国家の品格』で時めく勢いそのままに名調子を展開してくれております。凄まじく読みやすく、かつ読後に全く何も残さない見事な名エッセイですので、空いた時間の手遊びにどうぞ。ただ本気で読後の印象が薄いので、こうやって感想文書くのには全くもって向いてない一冊ですが。

「そんなことも知らないのかい？常識ないな君はバカ？」

　「『国家の品格』の成功の秘訣は分野外の「素人」ならではの怖いもの知らずの一刀両断にこそある」ってのがかねてからの持論です。「専門家」だとどうしても正確性を期してまどろっこしい言い方しかできないのを、知らぬ者の強みでずばっと断言する分、一般読者にとってははるかに読みやすい名著に仕上がるという算段。こういう現状を見るにつけ、痛感するのが、「翻訳者」の重要性。呪文の如き専門用語の羅列を分かり易く解説してくれる人材の育成こそが、日本の学問レベル底上げに必要な施策でしょう。願わくば、いつの日か自分がそれになれればいいなあ。