脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ミニスカ宇宙海賊』

時は来た!それだけだ 【画像】アメリカのゴルフ場がヤバすぎると話題に・・・
義憤と国内に満ちる待望論を振り切れず不利を承知で玉砕覚悟の出馬。善戦及ばず敗退で政権とは距離をとって10年後の自民党からの再々政権交代時の捲土重来を期す。ってブックかな?


 広島に帰省。往復10時間超の長旅だったのもあって、その4日でラノベ6冊、小説1冊、エッセイ1冊、ソフトカバー1冊、ムック1冊の濫読祭り。ああ鞄に本だけ放りこんで、1ヶ月くらい一人旅をしてみたい。


SRWZⅡ破界篇進捗

  • 4周目第7話「出撃!!ゲッターロボ!」テロリストと交戦中。トップエース:クロウ=ブルースト@ブラスタ。

ミニスカ宇宙海賊1 (朝日ノベルズ)

ミニスカ宇宙海賊1 (朝日ノベルズ)

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ここは空飛ぶパラダイス忘れかけてるエナジー

 世の中に不思議な家業は数あれど、世にも珍しきは宇宙海賊。私掠船免状持ちのれっきとした国家公認の由緒正しき一子相伝、直系の継嗣以外への相続を許されぬその家業を継がなくてはならなくなった一介の女子高生加藤茉莉香。のちにミニスカキャプテンとして勇名を馳せる彼女の伝説が今幕を上げる。


 笹本祐一健在を示す力作。B級特撮のパロディの皮をかぶってた『ARIEL』といい、萌え系ラノベぶりっ子のこれといい、その時々に流行の包装にガチンコスペオペを詰め込む力技はお見事。実に真に迫ったヨット部の活動風景は未だ我々人類が重力のくびきに囚われている現実を忘れさせるほどのリアリティ。登場人物も、百戦錬磨の海賊船の操舵手がその素性と腕を隠して一介の女子高教師として赴任するって個人的に大好物な設定のケインが、非情な好漢で今後の活躍に期待が持てます。チアキが正直いらない子だとか、ヨット部の部員連が学生離れした説得力に欠ける怪物ぞろいすぎる、とかの野暮なツッコミところも多々ありますが、それに目をつむって余りある、正統派和製スペースオペラの傑作だと思います。ムダに購買のハードル上げてくれてるタイトルとカバーイラストが一番の欠点な気はしなくもありませんが。

INTO MY HEART 勇気をくれる

 『機動戦艦ナデシコ』や『宇宙のステルヴィア』の佐藤竜雄監督で来年アニメ化予定の本作。清く正しい美少女スペオペのスタンダードになって欲しいものですが、笹本氏の小説は一枚絵としては映えるシーンこそ多けれど、その魅力の本質は情報戦とか電子戦などの絵にならない部分の描写にこそあると信じる身としては、前作ARIELの二の轍を踏む予感がしてなりません。メインキャストで上げられてるのが、茉莉香とチアキな辺りその嫌な予感を裏付けます。とはいえ、佐藤監督ならきっとそんな邪推を裏切ってくれると信じてますよ。

マクロス7 Let’s Fire!!!/Fire Bomber

マクロス7 Let’s Fire!!!/Fire Bomber

帰ってきた今日の一行知識

アリストテレスの時代海賊は一般職扱いだった
猟師なんかと同じカテゴリーに分類されてたみたいです。言われてみれば、獲物が獣か船かだけで根本的なところは一緒・・・なのか?