脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

真赤な誓いと三石琴乃と和月伸宏について

http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3274998.html
久しぶりの非3D・声付きのスパロボキター。発売日も修羅場明け直後の最高のタイミング。よし何があっても絶対に生き延びるぞ。


 謹慎→帰省のコンボでほぼ半月ぶりのフルタイムのお仕事復帰。やる気は当分無理にしても早いとこ勘を取り戻さんと色々やばそうです。

もう何がなんだかわからない何を信じたらいい

絶対負けるもんか限界超えて

真赤な誓い - 脱積読宣言

真赤な誓い
唄:福山芳樹*1、作詞:福山恭子*2、作編曲:福山芳樹
TX系テレビアニメ『武装錬金』オープニングテーマ。
初出:『真赤な誓い』(2006.11.22)
歌詞はこちら

 福山芳樹の歌う熱血青春ソング。影山ヒロノブ作詞のちょっと中二入った痛めの歌詞とは違ったド真ん中直球の衒わない言葉が、福山氏の搾り出すような高音のシャウトとベストマッチ。主題歌としても愚直なまでの熱血漢武藤カズキの生き様そのまま表しているような名曲です。特に標題の「絶対負けるもんか限界超えて」とか「どんな敵でも味方でも構わないこの手を放すもんか」とか実にカズキらしくて二重丸。アニソンとはかくあるべきです。

三石琴乃

瞳をとじて - 脱積読宣言
無限抱擁 - 脱積読宣言
Over the Rainbow - 脱積読宣言

三石琴乃
 昭和四十二(1967)年〜。日本の女性声優・ナレーター。ラズリーアロー所属。東京都出身。身長160cm、血液型はA型、星座はいて座。
 少女時代を千葉県流山市で過ごす。1986千葉県立柏南高等学校卒業後、勝田声優学院に入学。元々保育士になろうと考えていたのだが、就職難で資格を取っても働けそうになかったため断念。サンシャイン60のエレベーターガールなどのアルバイトをしながら勉強を続けていた。'88会社に就職。 OLと養成所の両立のため、会社を休むことが多くなって収入減に苦しんだ。'89北海道電力泊発電所安全PRビデオのレポーターでプロデビュー。声優としては、『エースをねらえ! ファイナルステージ』でデビュー。'90おもちゃショーのセガのブースでナレーターコンパニオンとして参加。同時に会社を退職。'91『ジャンケンマン』で初レギュラーを経験し、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のヒロイン菅生あすか*3役を担当。'92大ヒットした『美少女戦士セーラームーン』で主人公の月野うさぎ*4を演じ、人気と知名度を急上昇させた。'95『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト*5役を担当。この作品以後、大人の女性の声を演じることが増え、声の演技の幅を広げて行った。'95初のエッセイ『月 星 太陽』を出版。2000結婚。所属していたあかぺら倶楽部を休団し、以降、イベントや舞台等の公の場からは遠ざかることになる。時折退団と誤って伝えられるケースがあるが、あくまでも産休である。'05.4以降は、声優を総入れ替えして放送開始したテレビ朝日版の『ドラえもん』で、のび太のママ*6の声を演じている。'07.11長年所属していたアーツビジョンを退所し、ナレーションを中心にフリーで活動後、'08自身で個人事務所のラズリーアローを発足させ、精力的に活動を続けている。(wikipediaより引用)

 セーラームーンミサトさんマリュー艦長かで年のばれる息の長い名声優。月野うさぎに代表される初期の脳天突き抜けるようなおバカな声が印象的ですが、葛城ミサトで見せた「成長したうさぎ」を過不足無く表現する、頼もしさと脆さの同居するお姉さん像にこそ彼女の真価はあると思います。青年期は、第三次声優ブームを牽引しながらも楽曲やラジオに恵まれず、林原国府田椎名宮村らに一歩遅れた感のある彼女ですが、このまま円熟味を増して名優になって欲しいものです。私の理想のお姉さんのCVは貴女です。

肉と心

肉と心

和月

1/3の純情な感情 - 脱積読宣言

和月伸宏
 昭和四十五(1970)年〜。日本の漫画家、イラストレーター。東京都生まれの新潟県長岡市(旧越路町)育ち。血液型はA型。『週刊少年ジャンプ』で『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』、『武装錬金』などを連載。現在は『ジャンプスクエア』で活動。妻は小説家の黒崎薫*7
1987高校在学中に「ティーチャー・ポン」で第33回手塚賞佳作を受賞しデビュー。同期受賞者に出口竜正*8がいる。高校卒業後上京し、次原隆二*9高橋陽一*10小畑健*11らのアシスタントを務める。'94『週刊少年ジャンプ』に「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を連載。'96TVアニメ化。2001『週刊少年ジャンプ』に「GUN BLAZE WEST」を連載。'03『週刊少年ジャンプ』に「武装錬金」を連載。'06TVアニメ化。'07『ジャンプスクエア』にて「エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-」を連載。(wikipediaより抜粋修整引用)

 るろうに剣心で一世を風靡しながらも次作『GUNS BLAZE WEST』で大爆死。続く『武装錬金』ではコアな人気を博すも結局中途で打ち切り。現在はジャンプスクエアにて『エンバーミング』を細々と連載中。となかなか苦難の漫画家生を送るお方ですが、彼の迷走の原因は那辺にありや、とつらつらと考えるに、「才能の方向性と描きたい主題との乖離」に尽きると思います。るろうに剣心後期から武装錬金まで彼は「少年の成長」という主題に心中していますが、明らかに彼の才能はハッタリの利いたマッドなキャラ造型と線の細い天才型の美形の描写にあり、成長という主題を描くには全く以って向いていません。現在の『エンバーミング』では開き直ってダーク路線に特化していますが、根の真面目さが邪魔をするのか、狂気描写がダメな意味で地に足がついてしまっている気もします。どうせフリークス描くならヒラコー位にやらないと嘘です。下手に知恵がついてしまった今となっては、十本刀のような薄っぺらくも魅力的な悪役描写は難しいのかもしれませんが、もう一度かっての輝きを取り戻して欲しいものです。

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN- 4 (ジャンプコミックス)

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN- 4 (ジャンプコミックス)

七色の風よ早く空を染め上げてくれ

 セーラームーン三石琴乃るろうに剣心和月伸宏。人生の前半期に代表作と呼べるものを生み出してしまうと、それに呪縛されてしまうのは世の習い。そう考えれば、昨今の一度当れば絶対に終わらせないって風潮は正しいのかもしれませんが、なんだか寂しいものがあります。誰もが、「絶対負けるもんか限界超えて」の精神で過去作越え達成できる訳ではないとは知っていますが、編集者の皆さんには完結させる勇気を持っていただきたいものです。我々はもうこれ以上『はじめの一歩』は見たくありません。

真赤な誓い

真赤な誓い

帰ってきた今日の一行知識

週刊少年ジャンプ』の新春恒例作家全員集合表紙がなくなったのは和月の所為
あんな耽美な絵を描く作者は線の細い美形に違いないと勝手に妄想していた腐女子の皆さんが、実物見て発狂したからとのこと。中の人に過大な幻想を抱くのはやめましょう。私は確か小桜エツ子で悟りました。

*1:JAM Projectメンバー。スリーナインエンタテインメント所属。代表作:「キングゲイナー・オーバー!」、「ワクガイ!!」、「獣になれ!」他。

*2:代表作:「TRY AGAIN」、「風のシンフォニー」、「獣になれ!」他。

*3:スゴウGIOグランプリオーナー代理。兄に修。風見ハヤトの公私にわたるパートナーとして、彼の偉業を支えた。

*4:セーラームーン。十番高校一年生。父謙之、母育子。月の王女プリンセス・セレニティの転生として、セーラームーンとなり妖魔を月に代わっておしおきする。

*5:NERV戦術作戦部作戦局第一課々長。三佐。父の研究に同行しセカンドインパクトに遭遇。使徒への深い憎悪からNERVに参加。作戦課長としてエヴァの実戦運用を指揮し、サードインパクトの到来を防いだ。恋人の加持の粛清以降、NERVや碇ゲンドウへの疑念を深め、人類補完計画の闇を探り始めた。戦略自衛隊ジオフロント侵攻時にシンジをかばい戦死。

*6:野比玉子。主婦。夫にのび助。子にのび太。旧姓:片岡。厳しくも愛情深い母としてのび太の成長を見守る。

*7:代表作:『武装錬金//』・『天使たちの惑星』・『仮想の死』他。

*8:代表作:『命〜紅の守護神〜』・『アベノ橋魔法☆商店街』・『ドールガン』他。

*9:ノース・スターズ・ピクチャーズ取締役。代表作:『よろしくメカドック』・『レストアガレージ251 車屋夢次郎』・『F-1倶楽部』他。

*10:キャプテン翼』・『エース!』・『ハングリーハート WILD STRIKER』他。

*11:代表作:『CYBORGじいちゃんG』(漫画)、『DEATH NOTE』・『バクマン。』(作画)他。