脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『人物現代史11 ネール〜第三世界の立役者』

「地球はミニ氷河期に突入した。」と発表(ドイツ研究所) : カラパイア
これで温暖化問題も一気に解決?所詮は人為など大自然の営みの前では蝶の一撃にすぎないのでしょうか。


 現在会社で人事に関して上層部と絶賛トラブり中。まさかこの歳になって社会主義にシンパシーを感じる羽目になろうとは。持たざる者たちよ今こそ決起の時!有産階級の豚どもを屠殺場に連行するのだ!!


SRWZ進捗

人物現代史〈11〉ネール (1979年)

人物現代史〈11〉ネール (1979年)

ハングリー精神とめらんないクラク

ネルー Pandit Jawaharlai Nehru
 1889-1964年。インドの政治家。インド首相。アラーバーバード生まれ。ケンブリッジ大学卒業。父は弁護士・政治家のモーティーラール=ネルー*1、妹は元国連大使のビジャエラクシュミー=バンディット、娘は元首相のインディラ=ガンジー*2
 1905英国に渡りケンブリッジ大学トリニティ・カレッジを卒業し、法廷弁護士の資格を得て'12帰国。'16国民会議派に参加、'28同派書記長、'29全インド労働組合会議々長、'46国民会議派総裁を経て、'47インド独立時首相兼外相。'50憲法制定、'54周恩来*3と平和五原則の声明を発表。'57来日。主著は『インドの発見』('46)等。(『コンサイス人名辞典 外国篇』より引用)


 長きに亘った人物現代史シリーズも早最終盤。よってでてくるお方も多少スケールがこじんまりとしてきます。ガンジーの遺志を継ぎインド独立を成し遂げた建国の父ネルーと言えば聞こえはいいですが、基本姿勢が日和見の妥協主義者なので、英雄譚の題材にはちと淋しいものが。平和五原則をぶち上げて第三世界の独立を高らかに謳い上げた平和主義者という前提で、最大限彼を持ち上げようとしながらも、なかなか庇い切れずにその変節を批判せざるを得なくなってる作者の歯噛みが聞こえるようです。
 非暴力不服従の革命を起こしたガンジーや、印パ戦争を戦い抜いた超強硬派の女傑インディラとかのホンマもんの英雄二人に挟まれて影の薄いネルーの実像を知りたいって人は是非どうぞ。東西二大派閥に挟まれて蝙蝠やらなきゃならない調整役の中間管理職の方の人生訓になるかもしれませんよ。

キミがいなくちゃさみしいテーブルなの

 パクスアメリカーナの平穏破れ、新たな盟主を欲するこの世界。EUは金融立国が祟って総崩れ、中東はドバイショックで砂上の楼閣の本性を露呈し、日本もアメリカ丸から降り損ねた挙句に最悪のタイミングでの政権交替で論外。と、中国独り勝ちの様相を呈してきた第二次世界大恐慌後の勢力図。世界は共産主義者の魔の手に落ちてしまうのでしょうか。いや諦めるのはまだ早い。僕らには徹底した詰め込み教育で電子立国を目指す第四勢力インドが残っています。我々もこの未知なる大国にかけてみませんか。未だ根深く残るカースト制とか、問題点は山積ですが、少なくとも中国よりはマシだと思いますよ。

TVアニメ「けいおん!」劇中歌ミニアルバム 「放課後ティータイム」

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帰ってきた今日の一行知識

カシミール地方領有権問題の発端はネルーが自分の別荘地を失うのを嫌った為
イスラム教徒の住民が大半を占める地方だったにも関わらず、パキスタンとの国境画定の際、上記の思い入れから自身の息のかかった藩王に命じてインド側への帰属を宣言させたとのこと。やっぱり資産家は碌なことしないな。

*1:国民会議派議長。

*2:Indira Priyadarshini Gandhi。インド共和国第5・8代首相。父ジャワハルラール=ネルー、母カマラ。父の地盤を継ぎ政界に進出。首相としてソ連に接近し第三次印パ戦争や緑の革命などを断行するも、強権を憎まれ下野。ジャナタ党政権崩壊による再登板後はシーク教分離主義者の弾圧を推進した為、それを憎んだシーク教徒により暗殺。

*3:Zhou En-lai。中華人民共和国初代国務院総理。淮安の人。字は翔宇。西安事件で頭角を表し、国民党との架け橋として日中戦争を戦い抜く。人民共和国設立後初代国務院総理に就任。以後最期まで一貫して毛沢東の忠実な側近として一度も失脚することなく仕えた。