脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

Butterfly Kiss

[三題噺]勝利の方程式と揚羽本手と烈海王について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070108-00000843-reu-bus_all
久しぶりに韓国が可哀想になりました。シャープ空気読めよ。


 近況報告。口内炎が痛い。親知らずが変な方向に生えてきて、頬をえぐったところが化膿してます。痛くて咀嚼がおろそかになるので、胃がもたれるもたれる。一昨年扁桃腺炎を悪化させた時を思い出します。嗚呼、思う様カレーやキムチを食いたい。
 消化に体力使わない分頭は冴えてます。頑張って更新しましょう。今宵の御題は「勝利の方程式」「アゲハ蝶+体位」「烈海王」。真ん中が非常に邪魔だ。

積み木のように脆い世界を 羽ばたく術が欲しい

勝利の方程式

Cry for the Earth - 脱積読宣言
 wikipediaによると、1993年巨人の橋本→石毛のリレーを長嶋茂雄が名づけたのが最初だそうです。最近だと2005年阪神の藤川→ウィリアムス→久保田の「JFK」のイカサマ臭い安定感が印象深いですね。他にも'05年ロッテの薮田→藤田→小林雅とか'06年日ハムの武田久→岡島→MICHEALとか、「勝利の方程式=強いチーム」の図式が出来上がってます。(例外'06年横浜*1


 一方我等がカープはというと、ここ十年リリーフすら固定できていない*2現状でそんなもん望むべくもありません。'06年シーズン頭こそ横山→永川→ベイルのリレーが固定しかかって、念願の勝利の方程式ゲットなるかと思われましたが、半月持たず横山が炎上、あっさり夢は潰えました。以降は初代ミスターゼロこと林が台頭するもこれまた半月持たずランナー背負うと目も当てられない弱点を露呈し退場。そうこうするうちに交流戦でダグラス・ベイルの両外国人が故障離脱。投手陣は例によって火の車になります。五月終わりから六月頭にかけては「二代目ミスターゼロ」青木勇が孤軍奮闘も僅か8試合で肩をいわして二軍に帰国。六〜八月は高橋建と林が試合を壊しまくっており、獅子奮迅の化物じみた活躍を見せる黒田におんぶにだっこの印象でした。九月に入ると長谷川・小山田・河内ら元エース組の帰還とようやく二段フォームの矯正の完了した「三代目ミスターゼロ」梅津の合流で戦力も充実。ブラウン監督の高橋建・林の扱い方*3を覚え、永年の懸案事項だった弱体中継陣の克服に成功しています。ああ、カープの継投を安心して見られる日が来るなんて夢のようです。
 てな訳で来期の展望。夏以降の充実の中継ぎに新戦力の上野が加わり、一見磐石の態勢ですが、どいつもこいつも二年連続どころか、通年の活躍すら怪しいの揃いなので楽観は禁物です。しかし、去年の秋口からのいいムードと珍しく本気なフロントの覚悟を見るに期待したくなるのもまた事実。クライマックスシリーズ出場向けて頑張れ赤ヘル軍団

アゲハ蝶+体位

ヒラリヒラリと舞い遊ぶように - 脱積読宣言

揚羽蝶・鳳蝶
1、アゲハチョウ科のチョウの総称。また、特に同科のナミアゲハの通称。翅は緑黄地に黒条・黒斑があり、開張8〜12㎝。幼虫は柑橘類の害虫。
2、紋所の名。物にとまった揚羽蝶を側面から書いた紋。あげはちょう。
3、揚羽蝶にかたどった緒の結び方。
(『広辞苑 第五版』より引用)

体位
1、体格・健康などの程度。
2、からだの位置・姿勢。
(『大漢語林』より引用)


 四十八手の妙技数あれど、揚羽の名を関するのは「揚羽本手」ただ一つ。これは、正常位の姿勢から女性が男性の腰に足を絡めた体位のことで、別名「足がらみ」とも言います。詳しくは以前の記事に書いた気がするので、そちらを参照してください。

春画で読む江戸の色恋―愛のむつごと「四十八手」の世界

春画で読む江戸の色恋―愛のむつごと「四十八手」の世界

烈海王

限界バトル - 脱積読宣言

烈海王(本名:烈小龍)
中国拳法(白林寺)。176㎝、106㎏。
戦績
○対セルゲイ=タクタロフ(転蓮華)
○対マウント斗羽(斗羽スペシャル自爆)
○対愚地克己(掌底突き)
●対範馬刃牙(右回し蹴り)
○対ドリアン(順突き)
□へクター=ドイル(ジャック=ハンマー乱入)
○対孫海王(当て身)
○対寂海王(逆突き)

 黒竜江省の白林寺の劉海王の下で中国拳法を学ぶ。早くから頭角を現わし、20代で中国拳法最高の栄誉の「海王」の称号を得る。以降は本拠地を香港に移し研鑽を積み、日本での地下最大トーナメントでベスト4に入賞、中国での百年に一度の大擂台賽でも「海王」唯一の全勝を果たすなど、輝かしい実績を誇る。現在は神心会本部に食客として居候中。
登場期間
グラップラー刃牙』185話「祭りが始まった!!」〜『バキ』最終話「地球規模」
CV.安井邦彦*4

 ツンデレ色黒お下げとして、一部で大人気の烈海王。傲岸不遜な発言と奇矯な行動とで、ネタキャラ扱いされがちな彼ですが、作中の実力は相当なもの。完全無欠に反則の領域の範馬一族を除けばオリバ・郭海皇と並んで最強クラスなのではないでしょうか。特に最大トーナメント編での無敵ぶりは印象的です。


 コマごとに顔が微妙に変わる明らかに端役の扱いで登場した烈海王ですが、作者に如何なる心境の変化のあったか、自身の試合が始まる頃には主人公自ら凄さを讃えるメインキャラへと化けていました。まずその煽りを食らったのが加藤、当初はBブロック決勝で克己との新旧ライバルキャラ対決*5での散華という花道が用意されていたはずが、乱入した夜叉猿Jrに1回戦の相手ロベルト=ゲラン諸共に蹴散らされて、闘う前に退場。変わりに噛ませ犬としてはこの上ない役者のマウント斗羽が2回戦の烈の相手に投入され、見事にその役を果たしました。
 悲劇はここで終わりません。その時の気分と贔屓で勝敗を決めるともっぱらの評判の作者は、本来そうであったであろう筋を捻じ曲げて、克己を秒殺させてしまいます。結果、烈の「強さ」は作者のコントロールを超えて高まってしまいました。正直リアルタイムで見ててどうやっても主人公の刃牙の勝てるビジョンが浮かばないほどでした。

 前言撤回。頭は冴えてても全然回転しません。これ以上駄文を書き散らすのも何なので一旦ここで切ります。中途半端なことしてごめんなさい。

グラップラー刃牙 (38) (少年チャンピオン・コミックス)

グラップラー刃牙 (38) (少年チャンピオン・コミックス)

賽は地上高く投げられた "楽園"それは日出る未来

今日の一行知識

蝶の助数詞は「頭」
というのは有名ですが、使われだしたのは割と最近の明治四十(1907)年の『昆虫学雑誌』からだそうです。もう少し風雅な由来があるのかと思ったのに。(詳しくはこのサイトの「ちょう(蝶)の数え方のミステリー」参照のこと。)

Butterfly Kiss

Butterfly Kiss

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*1:加藤・木塚・川村・クルーンの「クワトロK

*2:1995〜'97佐々岡→'98小林幹→'99澤崎→2000河野→'01シュールストロム→'02小山田→'03永川→'04大竹→'05ベイル→'06永川

*3:高橋建敗戦処理。林:回の頭の綺麗なマウンドで。

*4:81プロデュース所属。代表作:八神庵(『キング・オブ・ファイターズ』)、草壁春樹(『機動戦艦ナデシコ』)他

*5:直接対決こそしませんでしたが、加藤は一部の刃牙の宿敵と書いて「とも」と読むライバルキャラ。同様に克己は明らかに三部最大トーナメント編の「強敵(とも)」として造形されたキャラ。