脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『大王から天皇へ~日本の歴史03』

立憲民主党と公明党が悪魔合体した新党の名称『中道改革』:ハムスター速報
山本期日前の「高市&吉村組VS野田・斉藤組だと興行にならない」って評価にめっちゃツボった。


 職員目線で合理的に組まれたシステムは利用者目線だとこんなにも不親切なのかと愕然。視点を変えるのって大事ですね。

目を閉じれば内なる声が響く偽りなき未来行く

 大王から天皇へ、そして倭から日本へ。考古学的古代から文献学的古代へと移り行く過渡期に人々はいかに生きいかに死んだのか。歴史の扉が今開かれる。


 気付いたら2年近く間空いちゃいましたが、講談社の日本の歴史シリーズの3巻目を読了。本巻は倭の五王から壬申の乱まで。古墳時代後期から飛鳥時代前期までって感じですかね。丁度「天皇」の称号や「日本」の国号が定まる直前の原日本というかヤマトの時代を丁寧な議論と学術の規を外れない範囲での物語化でエンタメとしても非常に面白い読み物となっています。特に印象的だったのは、旧来の学説ではヤバすぎてほぼ黙殺されがちな任那日本府改め加耶諸国への詳細な言及。地雷原でタップダンスを踊ってるのを自覚してるんだろうなって、抑制とクレーマーに対する忖度ましましの議論は別の意味で面白かったです。とは言えそこまで労力と心労を費やしただけあってそれにより描かれる景色はかなり斬新で魅力的なもの。五胡十六国南北朝で大陸に統一勢力が出来ていない間は、華夷秩序には服しつつも朝鮮半島と日本列島で一つの文明圏を築いており一蓮托生だったのが、隋による中華統一を経て朝鮮半島が完全に中国の勢力圏に入り日本は半島から撤退し「自立」の道を急ぎ求めるって物語は非常に腑に落ちます。左右どっちの主義者の人にも都合は悪そうですけど。

この世界の運命導きCuz I still dream on

 参政党や日本保守党の勃興で盛り上がりつつある国粋主義的言説。個人的に嫌いではないですが、みんなもうちょっと歴史を学んだ上で物語を編もうよと小一時間。現代人が頭でこねくり回した「神話」より先人たちの遺した「歴史」の方が何倍も魅力的で実用的だと心より思います。


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