脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『経世会竹下学校』

痛いニュース(ノ∀`) : 中国外務省「日本への渡航を控えて」→高市内閣の支持率はとくに下がらず…なぜ日本国民がこれほど「高市内閣」を応援するのか - ライブドアブログ
日本人は基本優柔不断ですが閾値を超えると一瞬で暴走機関車に成りますからね。数十年にわたるオールドメディアと反日教育の結果が出てよかったんじゃないでしょうか。


 親会社の忘年会で3次会迄付き合って午前2時まで痛飲。もう若くないんだから少しは自重しようよ自分。

君を守りたい永遠に守りたい

 拙速な消費税導入により竹下内閣は倒れるも、その亡骸からは次代を担う多くの政治家たちが輩出された。金丸信小沢一郎橋本龍太郎小渕恵三・・・。連綿と続く竹下学校の系譜を辿る。


 竹下内閣崩壊から自自公連立までの約10年間を経世会というか金丸信竹下派七奉行を軸に描いた物語。佐川急便事件後のポスト金丸の骨肉の後継者争いから55年体制崩壊に自公政権発足と小渕VS小沢の骨肉の争いを経て、恩讐の果てに二人が手を取り合って自自公連立の大同団結がなるっていう実にきれいな構成なんですが、その後を知ってると何とももの悲しい限り。小渕没後の清和会の天下で悪役として散って行った方々が時代を担うホープとしてちょこちょこ出てくるのがなんとも涙を誘います。大下英治で政治ものときたら面白くない訳がないので、90年代の政治史の振り返りに是非ご一読を

ありきたりな世界が輝く景色にああ変わった

 経世会出身者たちの歴史を描くだけでそのまま90年代の日本政治史になるんだから、本当に旧田中派って偉大だったんだなあと。そら続く清和会の天下では大粛清もされるわと。旧田中派が小渕の死によりその体制が揺らぎ聖域なき小泉旋風により完全に命脈を立たれたように清和会も安倍の非命によりその体制が揺らぎ裏金事件によりその命脈は絶たれました。とすれば今の時代は後世の人は何時代と呼ぶことになるのでしょうか。できれば高市→コバタカ→小泉→小野田ラインの愛国と政策の実力者の時代って評価されるといいなあ。


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