脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

阿修羅姫と安倍晋三と村山達雄について

痛いニュース(ノ∀`) : 元FIFA副会長の韓国人が日韓W杯の審判買収を自慢 「買収は能力の高さの証明」 - ライブドアブログ
恥という概念のない国民は強いですね。


 上司に唆されて昼食に鰻重の豪遊。バチが当たったか咽喉に骨が刺さってしばらく痛い目をみました。分をわきまえるってのは大事ですね。


SRWZⅢ時獄篇進捗

  • 2周目第9話「悲しみのビーストマン」不良獣人と交戦中。トップエース:ジェフリー=ワイルダー@マクロス・クォーター。

艦これ進捗

  • 南西諸島海域沖ノ島沖攻略中。第一艦隊旗艦:木曾改二.

うまくやれる不安なほど

阿修羅姫

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阿修羅姫
唄:ALI PROJECT、作詞:宝野アリカ*1、作編曲:片倉三起也*2
PlayStation2ゲーム『舞-HiME 運命の系統樹』オープニング主題歌。
初出:『阿修羅姫』(2005.6.8)
収録盤:『阿修羅姫』、『舞-HiME〜ベストコレクション〜』、『薔薇架刑』、『舞-HiME、そして舞-乙 HiME & 0〜S.ifr〜 & 宇宙をかける少女 COMPILATION 〜少女たちの絆〜』、『CIRCUS 10th Collect』
歌詞はこちら


 一気に知名度を上げた『禁じられた遊び』の次のシングル。タイアップが弱かった所為か、売上げ自体は多少物足りない感じですが、「主題歌」としての世界観とのマッチングはほぼ完璧の出来であり、「耽美・退廃」にとどまらぬ抽斗の豊富さを証明し、「アニソン」歌手としての地位を確固たるものにした画期的な作品と言ってもいいのではないでしょうか。 

 曲調は絢爛豪華な曲に乗せて愛の業の深さを歌い上げる肌に纏わり付くような情念を感じさせる一品。Bメロの「鮮血のヴィーナス 素肌に鎧うのは 金襴の鎧よりも美しい 愛と云う傷跡」などが特に印象的なフレーズでした。主題歌としては、栗林みな実の、青春の瑞々しさを感じさせる「Shining☆Days」とうって変わったどろどろした雰囲気で、アニメ版とゲーム版の空気の違いをよく表しているように感じます。現在のアニソン作家は数あれど、その作品の空気主題を的確に表現することに関しては、宝野アリカ梶浦由記に勝るものはいないでしょう。

 オマケ:タイトルの解釈。サビに歌われている「夜叉・般若の顔 華の貌」のとおり、HiME達の「華」=「女の子としての美しさ」、「般若」=「愛に狂う女」、「夜叉」=「HiMEの運命を背負った悪鬼の如き戦い」の三面性を表す。

阿修羅姫

阿修羅姫

安倍晋三

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安倍晋三
 昭和二十九(1954)年〜。日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(7期)、内閣総理大臣(第90代、第96代)、自由民主党総裁(第21代、第25代)。自由民主党幹事長(第37代)、内閣官房長官(第72代)、内閣官房副長官などを歴任した。
 親族に政治家が多く、父方の祖父の安倍寛*3、母方の祖父の岸信介*4、大叔父の佐藤栄作*5、父の安倍晋太郎*6、弟の岸信夫*7などがいる。妻は松崎昭雄*8の長女昭恵*9。大学卒業後、神戸製鋼所社員、外務大臣秘書官を経て衆議院議員となる。内閣官房副長官自由民主党幹事長、同幹事長代理、内閣官房長官等を歴任。2006自由民主党総裁内閣総理大臣に就任。'07.9.26内閣総理大臣を退任。'12.9自由民主党総裁、'12.12.26内閣総理大臣に再就任。(wikipediaより引用)

 輝ける我らがリーダー安倍首相。その略歴を力不足を承知で紹介いたします。

 次代のエースと目された父晋太郎が志半ばに夭折しその地盤を受け継ぎ政界進出。元領袖の遺児だけあって中々の厚遇を受けながら目立たないながらも順調に出世。そんな彼がスターダムに駆け上がるのは第一次小泉政権官房副長官として日朝首脳会談に同行し、そこで見せた進歩的文化人連の圧力に屈しない正論で一気にその実力を満天下に示します。そうなれば、判官びいきの日本人が、総理戴冠を目前に病魔に倒れた人気者の遺児を疎んじる訳もなく、進歩的文化人様方のブーイングを尻目に一気にお茶の間の人気者に。そんな彼をポピュリズムの権化たる小泉が放っておく訳もなく幹事長抜擢や官房長官任命などで重用します。安倍もそれに応えて成果を挙げポスト小泉の座を盤石なものとしました。
 そして迎えた運命の総裁選。麻垣康三の争いと言われながらも、福田の撤退などで地崩れ的大勝利。父の悲願を果たし栄光への道を歩み始めます。しかし、世の中そう上手くは行きません。アンシャンレジーム打破を謳った「美しい国」への性急な改革はマスコミの大バッシングを受け、逆に党内での人気取りを目論んだ郵政造反組復党問題や対中宥和政策では支持層の要である急進保守系支持者の総スカンを喰らい、左右両派からの支持を失って支持率は急降下します。挙句の果てに、閣僚のマスコミ受けする醜聞が相次ぎ、安倍バッシングは加熱の一途を辿ります。そんな中行われた参院選過半数を割り込む歴史的惨敗を喫し、党内外から退陣要求の大合唱が巻き起こります。アンシャンレジーム打破への執念か退陣論を黙殺し続投しますが、その圧倒的プレッシャーに肉体が限界を迎え、持病の潰瘍性大腸炎の増悪により下野を余儀なくされました。
 そんな、所信表明演説の直後かつ代表質問の直前という最悪のタイミングでの辞職表明は事実上政治生命の終焉を意味していましたが、彼の隠遁を許すほど時代は甘くありませんでした。民主党政権下での悪政の嵐により健全保守の復活が国民的総意となった2012年秋安倍晋三自民党総裁にそして同年末内閣総理大臣に返り咲くこととなるのでした。
 その後の活躍は皆さん知っての通り。最近は悲願の憲法改正に向けて、集団的自衛権の解釈変更など多少強引な政治手法が見受けられますが、絶望的挫折から立ち直った英雄にもう心配は無用でしょう。

約束の日 安倍晋三試論

約束の日 安倍晋三試論

村山達雄

夢の手前で - 脱積読宣言

村山達雄
 大正四(1915)〜平成二十二(2010)年。政治家。新潟県長岡市生まれ。
 1937東大法学部卒。大蔵省主税局長を経て、'63衆院新潟3区から初当選。以後11回連続当選。この間、自民党経理局長、'77福田赳夫内閣の蔵相、'81鈴木善幸内閣の厚相、'82党税制調査会長などを歴任。また、リクルート事件宮澤喜一*10副総理・蔵相が辞任した後、再び蔵相(竹下内閣、'88)に就任。池田勇人*11首相をして「村山ほど税を知っている男はいない」と唸らせたほど、自他ともに認める税制通。竹下内閣での消費税導入を中心とする税制改革でも、法案取りまとめの中心的な役割を果たした。(『現代日本朝日人物事典』より引用)

 消費税増税で庶民には懐に寒風吹きすさぶ今日この頃。そんな消費税導入の立役者はこの人と言われれば多少の恨み言も言いたくなります。そんな彼の略歴紹介。

 飛び級旧制高校に入学し、東大法学部を優秀な成績で卒業するなど秀才の名を欲しいままにした学生時代。その頭脳の冴えは、大蔵省入局後も衰えを見せず、主税畑で累進しその雷鳴を轟かせます。
 その才能を愛した池田勇人の招聘で政界入りしてからは党内随一の税制通として活躍し、自民党税制調査会を牛耳ります。そんな彼の一番の功績は消費税導入なのは上述の通り。党人系の政治ゴロばかり悪目立ちする昨今。こういう学者肌の硬骨な政治家の再来が待たれます。

所得税法 (1953年) (税法学体系〈第1〉)

所得税法 (1953年) (税法学体系〈第1〉)

見なよ人間たち誰もが憂い顔

 憲法改正安倍晋三、税制改革の村山達三。政治家には本来、阿修羅姫を髣髴とさせる彼らの如き強靭な意志が必要とされるはずです。それを人気取りの為に保身に走る輩の多い事。スパルタの嘆いた民主主義の害悪ここにありって感じですね。まあかといって今更強権独裁なんてやられても困るんですけど。早くユビキタスが実現して直接民主主義の時代が訪れないかな〜。2chとか見てると集合知ってのは意外と侮れないと思うんですけどね。

COSMOS

COSMOS

帰って来た今日の一行知識

安倍首相はアンチ巨人
ヤクルトファンだそうです。隣県の誼でカープを応援してくれてもいいのに。

*1:ALI PROJECTボーカル。代表作:「亡國覚醒カタルシス」、「聖少女領域」、「私の薔薇を喰みなさい」他。

*2:ALI PROJECTキーボード。代表作:『マリア様がみてる』、『CLAMP学園探偵団』、『怪物王女』(音楽)他。

*3:衆議院議員。父彪助、母タメ。日置村々長・山口県会議員などを経て中央政界に進出。ハト派の非翼賛議員として反東條・反軍閥を貫く。戦後時流に乗って躍進を図るも志半ばに病死。

*4:第56-57代内閣総理大臣。正二位大勲位。父秀助、母茂世。戦前は商工官僚として満州の経営などに手腕を見せるも、それが祟ってA級戦犯指名を受ける。解除後は日本民主党の結党に参加。石橋湛山の病気退陣により首相就任すると現在に続く国民皆保険・年金などの社会保障制度を制定するも、タカ派的な政策と言動により学生運動の高揚を誘発、日米安保条約改定を置き土産に退陣。以降も政界に影響力を保持し続け「昭和の妖怪」と渾名された。

*5:第61-63代内閣総理大臣従一位大勲位。父秀助、母茂世。戦前は鉄道官僚として活躍し戦後吉田学校の双璧として政界進出。池田からの禅譲により首相就任後は外交に注力し日韓基本条約締結・沖縄返還などを成し遂げノーベル平和賞に輝いた。

*6:中曽根内閣外務大臣。従二位勲一等旭日桐花大綬章。父寛、母(本堂)静子。番記者として岸の寵愛を受け女婿となり政界進出。福田派のプリンスとして累進。ニューリーダー「安竹宮」の一角として将来を嘱望されるもリクルート事件連座し失脚。失意のまま病死した。

*7:外務副大臣衆議院議員。父安倍晋太郎、母(岸)洋子、養父岸信和。住友商事勤務を経て、岸一族の地盤を継承するため政界進出。防衛・外務畑で活躍中。

*8:森永製菓相談役。森永製菓第5代代表取締役社長。父一雄。森永製菓で頭角を顕し、森永太平の寵愛を受け女婿となり社長就任。

*9:安倍。父松崎昭雄、母(森永)恵美子。電通勤務を経て安倍晋三と結婚。アメリカ型のファーストレディーを目指し、活発な夫人外交を展開中。

*10:第78代内閣総理大臣。父裕、母(小川)こと。大蔵官僚として活躍後、池田勇人の側近として政界進出。政界随一の経済知識と英語力を武器に累進。一六戦争に勝利し宏池会を継ぐとニューリーダー「安竹宮」の一角として新世代の旗手となった。海部おろしを受けて首相就任するも、竹下派支配とリクルート事件後の政治不信により政権運営は難航。小沢一郎らの離党と新党ブームにより政権交代。退陣後、小渕政権で「平成の高橋是清」を自認し蔵相を務めるも金融危機により大きな功績は残せなかった。

*11:第58-60代内閣総理大臣。正二位大勲位。父吾一郎、母うめ。大蔵官僚として頭角を顕し、戦後吉田茂の後援で政界進出。吉田学校の双璧として経済政策に辣腕を揮う。60年安保で退陣した岸の後を襲って首相就任し、所得倍増計画を掲げ高度経済成長を現出、第一次東京五輪を花道に勇退