脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『角栄になれなかった男~小沢一郎全研究』

【速報】東京都知事選・小池百合子氏が3回目の当選確実 : はちま起稿
残当な結果でしょうか。欲を言うとひまそら氏にはもう少し健闘してもらいたかったのですが。


都知事選雑感

  • 案の定というかなんというかの小池百合子ゼロ打ち当選。最後の一週間都知事選の報道ほとんどなかったの情勢調査でこの未来が見えた所為か。
  • 石丸伸二は大躍進ではあるんですが、勝ちに行ってかなりリソースぶっこんで毒まんじゅう食い倒してヤバい橋も渡りまくっての敗戦で再起の体力は残っているのかちと疑問。前半戦は二の矢を残さぬなりふり構わなさだったもんなぁ。
  • 蓮舫はまあ合掌。政治家としてはほぼ致命傷な負け方してる気もしますが、辻本清美みたいに厚顔さらして復帰してくるんでしょうか。
  • つーか、石丸は蓮舫の所為で、反小池票も反蓮舫票も失うわ、グレーゾーンギリギリを攻める強気でクレバーな選挙戦略のはずが遵法意識の欠片もないアホの大暴れで同類扱いされるわと散々。つーか蓮舫立候補してなければ普通に小池の首に刃届いてましたねこれ。
  • ついでに、泡沫候補組からのちょっかいでも、NHK党の同姓候補でおこぼれGet戦略と後述のネットで大暴れしたひまそらあかねとで計20万票近く失ってるのね。ちょっと不憫になってきた。
  • 田母神俊雄桜井誠の分も合わせるとこの4年で参政党倍近く得票伸ばしてるのね。普通に無視できない一大勢力になりつつあるなあ。
  • 安野貴博:選挙後に知りましたが『サーキット・スイッチャー』の人か。なんで池澤春菜とかが応援してるのか不思議だったのが合点がいきました。ひまそらあかねが居なかったら自分も多分この人応援してただろうなあ
  • 内海聡:反ワクの一点でここまで票を集められるのは純然たる脅威。蔓延する現代医療不信は真面目にそろそろなんか対策打たないと亡国の蟻の一穴になりかねない気がする
  • ひまそらあかね:惨敗。田母神はともかく安野・内海にすら後れをとる7位は正直痛恨。個人的にはせめて20万票と思ってたのですが。ただ、エコチェンバーの檻から出て冷静に見ると顔出しなしマスコミほぼ黙殺の状況下で11万票の得票は快挙なんだろうなあ。
  • とりあえず、本人が「票の操作ガーとか不正選挙ガーとか言ってる人はブロックしますよ。証拠もないのにそこを疑うなら何もかもを疑うことになります」と「胸を張れ!手痛く負けたときこそ、胸を!」を実践できているのは信者として喜ばしい限り
  • まとめ:都会では左右ともに流石に年配の岩盤支持層の影響力が逓減しつつあるのがようやく見えてきた一戦。これが地方にも波及すれば10年後くらいにはガラガラポンの大政界再編見られるかなあ。

ちっぽけなイザコザで熱くなって

小沢一郎
 昭和十七(1942)年~。出生地:東京府東京市下谷区(現・東京都台東区)。出身校:慶應義塾大学経済学部経済学科卒業・日本大学大学院法学研究科中退。所属政党:自由民主党田中派竹下派→羽田派)→新生党新進党自由党民主党国民の生活が第一日本未来の党→生活の党→生活の党と山本太郎となかまたち自由党→国民民主党立憲民主党(小沢G)。称号:経済学士(慶應義塾大学・1967)・名誉政治学博士(国民大学校・2014)・衆議院名誉議員有資格者。親族:荒木儀助*1(祖父)・小沢佐重喜*2(父)。
 日本の政治家。立憲民主党所属の衆議院議員(18期)。2024年6月現在、最古参の国会議員でもある。衆議院議員であった父の佐重喜の突然の逝去により、弁護士となるために通っていた日本大学大学院法学研究科を中退し、政治家となった。以降、自治大臣国家公安委員会委員長内閣官房副長官(政務担当)、自由民主党幹事長、新生党代表幹事、新進党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表代行、民主党代表、民主党幹事長、国民の生活が第一代表、生活の党代表、自由党共同代表を歴任した。(wikipediaより修整引用)


 政治屋さんをぼろっかすにけなすことに定評のある松田賢弥氏の一冊。今回はメインターゲットである小沢一郎西松建設事件で水に落ちた犬状態の時なのでいつも以上に舌鋒が冴え渡っています。幼少時は同年代の友人の描写に乏しくお母さん子お姉ちゃん子だったって印象を植え付け、我が子のように可愛がってくれた田中角栄を創政会設立騒動で裏切り、政治家として育ててくれた竹下登金丸信リクルート事件佐川急便事件でそれぞれ見捨て、忠実な秘書連を西松建設事件ではあっさり売り渡すと、徹底的に酷薄な小人物に描写されています。ここまで徹底的にやられると逆になんでこんな小悪党が政界の麒麟児と呼ばれるほどの大活躍を成し得たかを知りたくなってくるから不思議です。教訓:何事もやりすぎは良くない。

勇気さえあればすべてを変える事もたやすいと信じてた

 経世会の時代から西松建設事件で失脚するまでの四半世紀日本の政治の中心にいたのは間違いなくこの人でした。数十年後の歴史家は彼にどのような評価を与えるのでしょうか今から楽しみです。つーか失われた30年の原因一番大事な時期にこいつが引っ搔き回した所為で腰を据えた対策をできなかったからなんじゃないか疑惑が・・・

Little Bit・・・

Little Bit・・・

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*1:千葉県県会議員。

*2:第2次吉田内閣運輸大臣正三位勲一等。父徳太郎、母トメ。三木武吉に師事し東京市府議を勤める。戦後中央政界に転身し吉田茂の側近として「闘牛」の異名を取るその強引な交渉力を武器に活躍。吉田退陣後日米安全保障条約に関する特別委員長に就任。安保条約改定を成功に導いた。