脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『正法眼蔵随聞記』

痛いニュース(ノ∀`) : 【卍】「ナチスドイツの象徴かぎ十字だ」 海外メディアがサッカーJ3鹿児島Uのユニホームにかみつく - ライブドアブログ
これこそが表現規制に対する「版元」の正しい姿です。出版社各位は社会の木鐸を僭称するなら爪の垢を煎じて飲みましょう。


 年の瀬の音が聞こえて気が緩んだか思いっきり風邪ひきました。幸いPCR陰性だったので年末進行の為の出勤は可能に・・・。体調悪くなったら「休める!」って嬉しくなってた学生時代に戻りたいなあ。


競馬成績・・・R3収支-46590

SRW30進捗

  • 「宇宙を走る閃光」ザンスカール帝国軍と交戦開始。トップエース:ミツバ=グレイヴァレー@ドライストレーガー。

会えば会うほどに募るばかり会わなきゃ寂しくなるばかり

正法眼蔵随聞記
 道元*1の弟子孤雲懐奘*2による参学記録。6巻。
 1235-'38(嘉禎年間)に深草興聖寺で行われた法話を仮名書きで筆録。道元の伝えた禅が、従来の日本の仏教といかに異なるかを趣旨とする。(『岩波日本史辞典』より引用)


 高校の日本史の先生の「『正法眼蔵』はまじ訳わからんから、曹洞宗聖典読むんだったら『正法眼蔵随聞記』にしとけ」のアドバイスに従い読了。そう言われるだけあって、平易な文体でかなり読みやすく、曹洞宗の蘊奥の一端に触れれたと思えてしまうレベル。ただ元が文字通りの禅問答なのでなんのこっちゃってパートも多いので深く考えずに読みましょう。筆致も完全無欠な尊師のマンセー調なのでそこらへんはケンチャナヨ。自称宗教家の胡散臭い解説本じゃない教祖の生成りの言行録を堪能したい方は是非どうぞ。

言えない気持ちを抱いたままこの胸にあなた満ちてくる

 禅宗の本読んでると思うのは、日本の道徳教育の根幹はかなり禅の精神だよなあってこと。政教分離なんてできもしない建前に固執せずもっと宗教教育は行われるべきではないでしょうか。もちろんアメリカやアラブのような原理主義教育でなく、社会学の一端として。


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*1:永平寺初代住職。父久我道親、母藤原伊子。比叡山天台宗を学んだ後、南宋に渡り如浄に師事し得悟。帰国後越前に永平寺を建立し、曹洞宗を興した。代表作:『正法眼蔵』、『普勧坐禅儀』、『永平広録』他。

*2:永平寺第2代住職。父九条為通。覚晏に師事し日本達磨宗印可を得るも、道元に心酔し曹洞宗に転向。道元死後永平寺を継ぎ、保守派と開放派の融和に努めた。代表作:『光明蔵三昧』他。