脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『天冥の標Ⅵ~宿怨』

【朗報】徳島県、新型ウイルスを撲滅させることができるLEDを開発!!
この発明が疫病退散の法灯となりますように。


 柄でもない美容業界に携わって早1年半。最近ようやく気付いたことは、女性にとっての美容って男にとっての風俗みたいなもんだなと。はまると楽勝で身上潰すし、「潔癖」な人からは蛇蝎の如く忌み嫌われ軽蔑される。そう考えると全く理解できなかったコスメにもなんだか親近感わいてくるなあ。

天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標Ⅵ 宿怨 PART2

天冥の標Ⅵ 宿怨 PART2

天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者:小川一水
  • 発売日: 2013/01/25
  • メディア: 文庫

それでいい誰かが言ううれしいな僕は応える

 数百年にわたり迫害され疎んじられてきた冥王斑感染者の集団≪救世群≫。彼らの諦観と憤りは臨界点を越えついに≪非染者≫たちへの憎悪へと変わる。異星人カルミアンのテクノロジーを得て彼ら彼女らの戦いがの火ぶたが切って落とされる。


 物語はついに本編に。今までの5巻6冊を全部プロローグとエピローグに使った贅沢な構成がついに結実。全ての始まりにして全ての結末なスぺオペが3巻計2000頁強の分量すら物足りないレベルで壮大な物語を紡ぎます。もう各巻巻末の年表と人物・用語集見るだけで脳汁が止まりません。正直序盤のボーイスカウトの面々との小冒険始まった時はどうしてくれようかと思いましたが、段々と物語はエスカレートして開戦以降は強者と弱者、虐げる者と虐げられる者がコロコロ入れ替わる息もつかせぬ展開に大満足。正直語りたいことは山ほどありますが、「能書きはいいから読め」としか言いようのない大傑作です。皆さんも是非ご一読の上熱き思いを語り合いましょう。

ねえ一人でも立てるよよかったね誰かが言う

 今までこんな大名作を放置していた後悔と、今からなら待たされずに一気読みできる喜びと。なんにせよ早く読み切って、ファンサイトやネタバレ考察読み倒すぞ、と。

Heaven and Hell

Heaven and Hell

  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: MP3 ダウンロード

DUSTCELL - Heaven and Hell

帰ってきた今日の一行知識

ワサビも生姜も定義上はスパイス

スパイスの定義が「食材に香り、辛み、色調を出す植物全般の茎・葉・花以外の部位」だから日本の薬味は大概スパイスに該当するんですね。ちなみに茎・葉・花の部分だとハーブになるんだそうで。分類ってしっかり定義調べてみると面白いですね。