『戦艦武蔵』 - 脱積読宣言

痛いニュース(ﾉ∀`) : 【新潮】「会うことの対価として一定金額の提示を受けていた」茨城女子大生殺人事件容疑者と被害者間の“30万円トラブル” - ライブドアブログ
教訓：個人で商売やる時は、ケツ持ちに払う金を惜しまない

　片道1時間半の通勤始めて早約1ヶ月。最初はどうなることかと思いましたが、毎日1時間ずつの散歩＆読書タイム*1は意外と精神衛生上よろしいですね。まあ、修羅場ってきたらそんな呑気なこと言えんくなるんでしょうが。

DQⅦ進捗

うら庭のお宝の眠る洞くつクリア。主人公職業：エビルタートル「デスタートル」

戦艦武蔵 (新潮文庫)

作者: 吉村昭
出版社/メーカー: 新潮社
発売日: 2009/11
メディア: 文庫
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鋼鉄ノ城に託した未来さえも水底に帰す

　大東亜の聖戦の開幕を間近に控え風雲急を告げる長崎に誕生した究極の秘密兵器が1隻、超々々弩級戦艦大和型2番艦武蔵。彼女の誕生と散華の物語が今紡がれる。

　艦これwikiのひいては『吹雪頑張ります』の武蔵ネタの数々の原点。つーかこの本からほぼ孫引きされてます。そんな訳で非常に既視感のあるエピソードが安心安定の吉村ブランドで語られます。非常に読みやすい読み口で語られる技術者と秘密保持に躍起な特高の苦闘の数々は非常に読みごたえがあります。個人的にはドックがないだけで進水式がここまでの大難事業になるんだとと感心しきり。あとは、やりたい放題の特高や憲兵どもの悪逆非道の数々に否が応にも義憤が掻き立てられます。またノンフィクション小説なせいで勧善懲悪な因果応報もないのでストレスが溜まる溜まる。後半は血沸き肉躍る実戦パートなんですが、正直蛇足感満載。ここまで盛り上がらない戦記は正直初めてな気がする。まあこのテーマだと『戦艦武蔵の最期』って至高の一冊がありますので、そちらでお楽しみください。以上、技術者に萌えたいだけ萌えれる作品なので、工場男子がお好きなお嬢様方は是非ご一読を