脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『相対性理論』

広島の選手の給料が普通に上がってる件: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ
丸のFAで再燃してしまった「広島は貧乏球団」のステレオタイプなイメージはいつ払拭されるのでしょうか。


 取引先の忘年会に出席したら着てったコートを取り違えられるっていうよくあるトラブル。「見つけたら今度お伺いするときまで預かっといてくださいね〜」なんて鷹揚な態度を見せながら帰宅&即就寝。翌日宿酔の頭を抱えながら出勤時間ギリギリに起床してハタと気付いた、「そういえば衣替え面倒くさがってコート一着しか出してなかった」の残酷な現実。押し入れひっくり返す時間的猶予などあるはずもなく、この年の瀬の寒波の只中背広一枚で出勤する羽目に。この恨みいかで晴らしてくらりょか。


DQⅥ進捗

  • デスタムーアの城でレベル上げ中。主人公の職業:ドラゴン「ホワイトドラゴン」

相対性理論 (岩波文庫)

相対性理論 (岩波文庫)

か弱いハートが折れちゃいそう

特殊相対性理論 spezielle Relativitätstheorie
 1905年にアインシュタイン*1が、互いに等速運動する慣性系に対する相対性原理と、光速度不変の原理とに基づいて構成した体系。
 歴史的には電磁気学の相対性原理にからむ問題を動機に発見されたが、この体系はすべての物理法則の基礎になる新しい時間・空間論であり、1908ミンコーフスキー*2による4次元空間の導入によって完成された。物理法則はミンコーフスキーの時空の対称性を反映して、ローレンツ変換によって不変な形を持つことが要請される。相対論的力学、相対論的電子理論、相対論的場の量子論などは素粒子物理学の基礎となり、また一般相対性理論ゲージ理論などへと発展した。(『岩波理化学辞典 第4版』より引用)

 

 誰だ、中学生でも理解できるなんて言った奴は!

 上記の甘言に乗って挑戦してみた相対性理論の論文読破。まあ、賢明な皆さんでしたらご想像の付く通り、中学物理で赤点取るような奴が手を出していい代物ではありませんでした。正直何が言いたいのか、何が書いてあるのか一切分からん。フェルマーの定理とかリーマン予想とかの証明の過程を紹介する娯楽本が存外面白かったので調子に乗りすぎてました。取り敢えず、最低限でも「物理は基本公式だけ覚えていれば、他の公式は計算で導ける」ってタイプの理系頭の方でないとムリむり無理のかたつむりです。今後、「『今昔物語』や『太平記』は中学生でも(原文で)読める」なんてイキった発言は慎もうと思いました、まる。

先生聞きたいことまだあるよ

 アインシュタインの伝記や相対性理論の解説を読むたび思うのは、一度その定理が当たり前になってしまってからだと、その言説の革新性が一切実感できないってこと。今の常識は未来の非常識ってこういうことを言うんでしょうね。何百年か後には、「21世紀初頭の人類は『AIが人類を滅ぼす』とか本気で心配してた」って電脳化済みの一般人にプゲラされてたりするんでしょうか。それはそれで見てみたいなあ。

ハイファイ新書

ハイファイ新書

帰ってきた今日の一行知識

一般相対性理論より特殊相対性理論の方が一般的
現実物理世界って「特殊」な環境下での相対性理論と、理論的物理領域っていう「一般」的な環境下における相対性理論って認識であってんのかしら。うん、何度考えても中学物理で赤点取るような人間が手を出していい領域ではないな

*1:Albert Einstein。カイザー・ヴィルヘルム研究所化学・物理学研究所長。父ヘルマン、母パウリーネ=コッホ。代表作:『特殊および一般相対性理論について』・『光量子論』(論文集)、『わが世界観』(エッセイ)他。

*2:Hermann Minkowski。ゲッティンゲン大学数学教授。代表作:『数の幾何学』、『ディオファントス近似論』、『空間と時間』(論文)他