脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『お経の話』

http://alfalfalfa.com/articles/133689.html
権力に媚びないのがインテリゲンツィアの気概。


 会社の飲み会で串カツ屋に。そこで知った「冷やしあめハイボール」という狂気の飲み物をえらく気に入ってカパカパ空けてたんですが、覿面悪酔いしました。そういえばハイボールってウィスキーベースだったっけ。


SRWBX進捗

お経の話 (岩波新書)

お経の話 (岩波新書)

坊主だよ僕が坊主だよ

経典
 仏の説いた教えの言葉。また、それを記した書籍。(『例文仏教語辞典』より引用)

 
 軽めの雑学本を髣髴とさせるタイトルから中身はガチの学術本。文献学的考察によるゴリゴリの史料批判が終ってようやく各論に入ったかと思えば、今度は手加減一切無用のバリバリの神学論争。これでよく「漢訳の"大蔵経"をもう一度、一般読書人のものとして取り戻そうというのが私の念願だ」と謳えたもんです。そんな作者の要求する「一般読書人」の知識水準へのツッコミを呑みこめば、新書とは思えない硬派な論文となっているのではないでしょうか。軟弱極まりない自称読書人な私なぞには到底手におえる代物ではありませんでしたけど。

石も降る槍もふる泣く子も黙る物理学

 真宗一家に生まれた自分としてはお経とは「南無阿弥陀仏」の六字名号以外の何物でもなかったので、経典にはこんなにも多彩で魅力的な物語が詰まってたんだと感心しきり。誰か現代劇に翻案してみませんか。殺伐とした聖書よりはよっぽど人間味あふれる東洋的優しさに満ちた神話を創世できると思いますよ。

ひるね

ひるね

帰って来た今日の一行知識

仏教を本格的に研究するには最低5か国語の習得が必須
現存する仏典の言語たるパーリ語サンスクリット語チベット語・中国語、そして仏教研究の本場フランス語。フランス語を仏語と略すのはこれに由来するby民明書房