脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『バルチック艦隊』

http://alfalfalfa.com/articles/136726.html
お迎え時間考えると勤務時間精々9時16時で、土日祝日完全固定休、更にしょっちゅう不定期に突発的な病欠(子供)ありでは、正直中小企業では戦力として数えられません。保育園の数を増やすよりも、保育時間の延長と病児保育の充実という質の向上の方が待望されます。


 【悲報】冬コミ落選。初のサークル参加楽しみにしてたんだけどなあ。まあ来年の夏コミに向けてゆっくりと編集作業頑張ればいっか。


SRWBX進捗

バルチック艦隊―日本海海戦までの航跡 (中公新書)

バルチック艦隊―日本海海戦までの航跡 (中公新書)

苦難の歴史を乗り越えて大切な今があるのさ

バルト海艦隊 Baltiiskii flot
 ロシア最古の艦隊。
 ピョートル1世*1が18世紀初頭に創設、クロンシュタットを基地とする強力な艦隊として北方戦争の勝利に貢献した。その後もバルト海スウェーデンとの、地中海でオスマン朝との戦争に活躍したが、クリミア戦争敗北で力不足を露呈、再建後も日露戦争日本海海戦で敗北した。ソ連期に入り第二次大戦後に他艦隊に主役の座を譲った。19世紀前半には世界周航により様々な地理学的調査も行なった。(『角川世界史辞典』より引用)

 世界最強を誇ったバルチック艦隊の解説本。なんですが、序盤はロシアの外交、中盤は海軍建艦競争、終盤は日本海海戦の日本の勝因に紙幅を割いていて、期待されたバルチック艦隊の栄光と落日的な物語は全くと言っていいほど展開されません。で、作者がかなり左巻きな方な所為か、日本海軍がバルチック艦隊を破ったのは日本が凄かったんじゃなくて、バルチック艦隊がこんなにも張子の虎だったんだって論調なので、主役になる筈のバルチック艦隊の偉大さが全く伝わってきません。学術書としては抑え目な筆致で誠実な態度なのかもしれませんが、所詮新書でそれをやられてもなあ、ってのが正直な感想。学者先生はもうちょっとエンターテイメントに興味を持ちましょう。

耕して地球収穫して地球国益あげて地球

 眠れる獅子大清帝国、最強最古の大艦隊バルチック艦隊。過大評価の大国の馬脚を現わさせた明治日本。今の平成日本にはその底力はまだ残っているでしょうか。拡大を続ける中国と眠りから醒めた日本。先にボロを出すのはどっちだ。

ヘタリア主題歌「まるかいて地球」

ヘタリア主題歌「まるかいて地球」

帰って来た今日の一行知識

日露戦争ロシア海軍は良質な無煙炭をほとんど入手できないまま戦っていた
無煙炭を算出するのが英米だけだった為二級品のドイツ産の石炭で代用していた模様。ハイオク対応車を無理にレギュラーで走らせてたようなもんですね。ホント何から何までイギリス様には頭があがりません。

*1:Пётр I Алексеевич。ロシア帝国初代皇帝。父アレクセイ=ミハイロヴィチ、母ナタリヤ=ナルイシキナ。ペテルブルク遷都や元老院設置、人頭税の導入などの西欧的大改革を断行しロシア絶対主義を確立し、後進的だったロマノフ朝ロシアをロシア帝国へと生まれ変わらせた。大北方戦争での勝利などによりその権威名声は頂点に達し「大帝」と讃えられた