脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『昭和史発掘 7』

痛いニュース(ノ∀`) : 【動画】 浅田真央が滑る直前に「真央ちゃん頑張れ〜!」って大声で叫んでた観客が羽生君だった件 - ライブドアブログ
ソチは完全に彼の一人勝ちですね。帰国後のゲスト&CMラッシュが目に見えるようです。


 『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE ―亜空の深淵―』視聴。まどかとかのアニメ史に残るほどの傑作には程遠いですが、よくできた佳作だったように思います。以下感想箇条書き。

  • 益々原作との乖離が顕著に。未アニメ化の原作ストックはどうすんでしょうか。
  • 今まで影の薄かったグリュンヒルデが準ヒロイン級の活躍。ファンは必見。
  • ゲストの無限彼方君はショタ歓喜のサービスシーン連発。残念ながら私にそっちの属性はないのでちっとも嬉しくありませんでしたが。
  • 敵役のやっつけ感が半端ない。ぶっちゃけ何しにでてきたあんたら。
  • オデットⅡ世とバルバルーサの合体とかアドヴァジーレの変形とかメカ方面やりたい放題。カッコイイは正義!
  • 挿入歌の使い方が非常に上手。クライマックスシーンでの「Sail away」は勿論、白鳳女学院ヨット部歌も感涙もの。あのタイミングで流すのは反則だ。
  • エンドカードが「つづく」じゃなくて「おしまい」だったのが結構ショック。TV2期期待してますよ。


艦これ進捗

  • 北方海域キス島沖攻略中。第一艦隊旗艦:響改。

昭和史発掘 7

昭和史発掘 7

出て行けよこの国この星を

 大正期の爛熟と戦中の暗黒に挟まれた昭和一桁時代。前代の仮初の平和が破れ、二・二六事件で炸裂する昭和維新の不安の募るその不安定な時代の実像を巨匠松本清張が抉る。


 真崎教育総監更迭から相沢事件後の皇道・統制両派の怪文書合戦まで。ようやく本題の二・二六事件の序章たる相沢事件に突入とあって松本御大の筆も乗りに乗ってます。林・川島両陸相の優柔不断と決断力不足がどれだけ事態を悪化させたかを相沢事件前後の皇道・統制両派のどろどろの中傷合戦を通じて教えてくれます。いつの時代も人間は派閥争いが大好きなんだなあとしみじみ。そんな中にあっては朴訥に己が正義を信じた相沢三郎中佐の純粋さが胸を打ちます。なんというか純朴もここまでいったら罪だなあと。

今日が哀しい日だとしてもいつか喜びに変えていく

 問題先送りと派閥争いは日本の官僚組織の宿痾とはよく言われますが、この時代の陸軍を見ているとそれが痛感させられます。こんなぐでぐでやっといてよくもまあ米帝相手に真っ向から喧嘩売ろうって気になれるもんです。人間貧すれば鈍するとはよく言いますが、構造疲労に陥った組織に身を置いているとそこら辺も見えなくなるんでしょうね。あなたの会社は大丈夫ですか?

熱き鼓動の果て

熱き鼓動の果て

帰って来た今日の一行知識

相沢三郎は永田鉄山暗殺の罰は戒告程度の懲戒処分ですむと思っていた
「よくやった!けど組織としての体裁もあるから処分はさせてもらうね。悪く思うなよ」といった成り行きを予定していた模様。こんなんじゃあ殺された永田閣下も浮かばれませんね。