脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『昭和史発掘8』

【国際】ヨルダンのアブドラ国王がISILの空爆に参加するとの報道:哲学ニュースnwk
バカ一の極みですが、やっぱり王族の前線出駕は燃えるなあ。


 2月1日付で念願の事務長昇進。京都で投げ出し、東京で憧れつづけた職責にようやく再び挑戦することができます。今度こそ。


艦これ進捗

  • 南西諸島海域沖ノ島沖攻略中。第一艦隊旗艦:北上改二。

SRWZⅢ時獄篇進捗

昭和史発掘 (8) (文春文庫)

昭和史発掘 (8) (文春文庫)

渡れよあの川あの橋を

 大正期の爛熟と戦中の暗黒に挟まれた昭和一桁時代。前代の仮初の平和が破れ、二・二六事件で炸裂する昭和維新の不安の募るその不安定な時代の実像を巨匠松本清張が抉る。


 相澤公判から二・二六事件直前の謀議まで、二・二六事件の思想的背景を詳述した一冊。いつもの清張節で非常に読み応えはあるのですが、正直ほとんど情勢に動きのない水面下での策謀ばかりなので読んでてかなり爽快感に欠けます。完全に皇道・統制両派の政争の具にされた相澤三郎中佐と北一輝(+西田税)がかなりかわいそうだなと。主役として大向こうに飛び出したはずがいつの間にかつんぼ桟敷にってのは、ありがちではありますがかなり悲惨ですね。そんなこんなでかなりきな臭くなってきた昭和維新。本格的に火蓋が切られた後の大混乱を清張がどんな物語に仕上げてくれるか今から楽しみです。

乗れよ走り出す列車に

 二・二六の前史を学ぶ度、常々思うのは青年将校たちがかなり堂々と陰謀謀略をめぐらしていること。一体特高は何やってたんだと小一時間。オウム事件の時の公安と言い、日本の組織犯罪対策が歴史的にもいかに杜撰かを痛感させてくれやがります。やはりCIAみたいにちょっとぐらい強引で乱暴なくらいでないと、公共の敵には対抗できないんですね。

熱き鼓動の果て

熱き鼓動の果て

帰って来た今日の一行知識

北一輝の仇名は「魔王」だった
信長にはなれませんでしたね。