脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『殺し屋1』

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民主党には恩も怨みもしこたまあって、客観的には見れませんが、少なくとも、小沢首班で旧社会党の残党が幅利かせている間は期待するだけ無駄だと思います。


 紅茶花伝デザートシリーズは出来る子。秋口の「くちどけカラメル」に続いての冬の新作「クリーミーいちご」もなかなか癖になる味。口に含んだ瞬間広がる、安っぽいストロベリーフレーバーがたまりません。


SRWZ進捗

  • 第39話「レイズ・ザ・フラッグ」クリア。トップエース:セツコ=オハラ@バルゴラ・グローリー


殺し屋1 第1巻 (ヤングサンデーコミックス)

殺し屋1 第1巻 (ヤングサンデーコミックス)

日常の闇にくるまり自由に縛られて

 無法都市新宿。その中でも武闘派で知られる安生組の組長がマンションの一室から金庫の金と共に忽然と姿を消した。復讐に燃え暴走を続ける安生組改め垣原組と、秩序を守らんと垣原組の粛清に動き出した上部組織三光連合、そしてその隙間で暗躍する下手人一派。殺し屋イチの手によって今日もまた新宿に血の雨が降る。


 今更ながらに、エログロバイオレンスの教科書、山本英夫の『殺し屋イチ』をブックオフで全巻揃えたので、レビューしてみたいと思います。

 ヤクザの抗争の間で暗躍する主人公達。と言ってしまえばありきたりの設定ですが、この作品を他とは違う孤高の存在としているのは、その圧倒的な暴力描写。非常に現実感の伴う「痛み」の描写は他の追随を許しません。
 それに伴ってか、垣原・ジジイ・イチ・金子と主要キャラは皆人間離れしたモンスター的な思考回路をしており、正直感情移入のしようがありません。その分脇には昇・龍・井上・高山・藤原と魅力的な小悪党が揃っていますので、そっちで萌えましょう。

Fool on the planet

Fool on the planet

帰ってきた今日の一行知識

サド侯爵もマゾッホもSとMの両刀使い
他にも同性愛や鶏姦にも手を出しているので、単なるサディスト・マゾヒストの代表というより、当時の抑圧された性への反逆者と捉えた方が正しいでしょう。