脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ヤクザ〜ニッポン的犯罪地下帝国と右翼〜』

好きなキャラに影響されたもの : VIPワイドガイド
R.O.D』の読子=リードマンに影響されて、積読悪化。


 ザ・忘年会シーズン。幹事に「小島よしおと羞恥心と髭男爵、どれがいい?」と訊かれました。「芋洗坂係長で」と答えそうになった自分が怖い。


SRW進捗

  • 2周目第32話「悲しみという力」クリア。トップエース:セツコ=オハラ@バルゴラ・グローリー

ヤクザ

ヤクザ

真実を求めるんだ悲しみに打ちひしがれたとしても

ヤクザ暴力団
 怠惰で役に立たない人、不良の徒、無頼漢を意味する場合があるが、職業的には博打や非正規事業に従事する者をいう。1963警察庁が「広域暴力団取締要項」を掲げて取り締まって以来、ジャーナリズムもヤクザを暴力団と呼ぶようになった。
 関東のヤクザは「情報」系の営業に強く、関西のヤクザは「流通」系営業に強いとされる。大きな営業品目の「民事介入暴力」には、次のようなものが挙げられる。1)株式上場会社などに絡む営業、2)金融機関の融資に絡むもの、3)会社倒産に絡むもの、4)交通事故の示談などに絡むもの、5)債権取立てに絡むもの、6)手形に絡むもの、7)家屋の賃貸借に絡むもの、8)不動産取引に絡む仕事、いわゆる地上げ屋
 現代のヤクザの仕事の範囲は広く、ある意味では知的で、刑法や商法の網の目を潜って、いかに合法的にするかが重要な仕事である。都会のヤクザに大学卒業者が入っているといわれるのも、それなりの必然があったのである。とりわけ非合法的な資金源確保には、法知識は大事である。企業社会に食い込んで資金を得る、いわゆる「企業舎弟」の存在も明らかになった。(『近代日本職業事典』より抜粋引用)

 ジャパンアズナンバーワンの時代、国外雄飛をとげんとする暗黒組織「YAKUZA」の物語。ガイジンさんの客観的な目で見た日本の暗黒面の解説を期待していたのですが、正直期待はずれ。
 理由はといえば、まず大手出版社が後事を恐れ撤退した所為で、第三書館というマイナー出版社から当書。その為か、訳者のレベルが著しく低く、なんともたどたどしく読みにくい文章になっています。そして、ヤクザを頭山満ら戦前の超国家主義者達の正統後継者に位置づけ、太平洋戦争で米国を大いに苦しめた狂気の大日本帝国が姿を変え、ヤクザとして、アメリカへ再度の侵略を目論んでいるという、アメリカ人の好みの黄禍論的構成になっているので、日本人の眼から見ればどうしてもあほらしさを感じてしまいます。最後に、これが最大の理由でしょうが、アメリカすら脅かそうとした超巨大暗黒組織ヤクザは最早新暴対法によって完全に壊滅させられてしまっているという点でしょう。どんなにおどろおどろしくその脅威を語ったとこで、現実の惨めさを見るとどうしても空しさを感じてしまいます。
 世界を買えるとすら言われたバブル全盛期の羽振りのよさを懐かしんだり、右翼団体組織史に興味がある人は読んでみてもいいんでないでしょうか。

かくごを決めた君の心はすべてを変える

 かってどうしようもないろくでなしは、ヤクザか自衛隊か相撲部屋に預けて更生させたといいます。現在のDQNの大氾濫は、古き良きヤクザ社会の崩壊が招いたといってしまうのは、流石に任侠道を過大評価しすぎでしょうか。調子乗っていたらどこからともなく怖い人たちがやってきてぼこられる。というのは、日本人の道徳教育に非常に有益だったと思うのですが。

果てしなく遠い空に

果てしなく遠い空に

帰ってきた今日の一行知識

「ヤバイ」の語源はテキヤ
漢字で書けば「矢場い」で、矢場と呼ばれる的当てゲームの矢拾いが非常に危険だったことからきているそうです。良くも悪くもヤクザ業界の隠語は現代日本語を豊かに彩ってますね。