http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081023-421994.html
「患者は医者に、自分と同じ病気に罹って欲しいと思うでしょうか。痛みや苦しみをわかって欲しいわけじゃない。仲良しこよしになりたいわけじゃない。望むことはひとつ、『救って欲しい』それだけです。」byランデル=オーランド@『パンプキン・シザーズ』
うちの自転車は給料日になる度毎月どっかいかれる*1アホ息子です。まだ給料日前で無いだけ孝行息子なんでしょうか。
SRWZ進捗
- 第50話「私はD.O.M.E.……」月光蝶発動。トップエース:ランド=トラビス@ガンレオン。
草むらに名も知れず咲いている花ならば
あじさい心中
「お願いよ。あたしと死んでちょうだい。」byリリィ
リストラにあい行き場を失くしたカメラマン。そんな彼がふと立ち寄ったうら寂れた温泉街の場末のストリップ小屋で出会ったのは・・・
浅田次郎は色気のある中年を描くのが非常に上手です。構成自体はどうってことの無いものですが、まあとりあえずストリッパーリリィの色気に蕩けましょう。
死に賃
「生きとし生ける者、みな等しく死に対する恐怖と死に伴う苦痛からまぬがれることはできません。それらをお電話一本ですべて解決するのが、私どもライフサービス社のビジネスです。」byライフサービス社営業マン
もし死の一切の苦痛と恐怖から逃れられるのならあなたはいくらまで払いますか?
突拍子も無い馬鹿げた商売。それを抜群の文章力で力技でそれでもどこかに実際にありそうな現実感を伴わせています。ただラストは正直陳腐。何も無理に美談にまとめなくてもいいんじゃないでしょうか。
奈落
「葬式の名人にはなりたくありません。」by片桐忠雄
自殺にも思えるまさかの事故で死んだ万年課長代理。その葬式の帰途参列者達は彼の真の意図を知ることとなる。
サラリーマン社内謀略絵巻。浅田次郎の悪癖、主人公の後付設定でのスーパーマン化を逆手に取った佳作。語り部の社内ランクが上がるたび、彼の地味で冴えない会社人生の真の姿が露にされていく構成は見事。個人的に本作一のお気に入りです。
薔薇盗人
何もしてもらえないのならば、自分の悲しみを友達に語ってはいけない 「航海日誌」より引用
遠洋航海にでているダディに報告。僕に彼女が出来ました。ただその所為でマミーの様子がおかしいんです。僕らの今後を相談してるのか担任の先生といつも一緒に何処か出かけていくんです。
子供は残酷。半年以上の遠洋航海の途上で、明らかに妻の浮気が疑われる子供からの手紙が届くなんてこれ以上の拷問はありません。どうしてもそっちにばっか目が言ってしまいますが、こっそりヘレンとの甘酸っぱい初恋物語も最高です。