http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20061205-00000012-spnavi_ot-spo.html
色々都合と事情はあったんでしょうが、どうしても憐れさと滑稽さを感じてしまいます。
寒いとどうしてもやる気がでないし頭も回りません。嗚呼、冬眠したひ。
- 作者: 澁澤龍彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1985/03/10
- メディア: 文庫
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牙を立てる果肉の甘さは 結ばぬ実の不実の夢
少女。そは無垢にして高貴な究極の美。その禁断の果実に囚われた憐れな中毒者が自身の業を露わに曝け出す。異常性欲を持つことそれ自体が罪なのではないそれを芸術に昇華する才能を持たぬ事が罪なのだ。
ブンガク少年の憧れ澁澤瀧彦。不思議と稲垣足穂や寺山修二には食指が動かされないのですが、シブサワは大好きでした。衒学的で背徳的な文章が非常に昭和のサブカル臭くて素敵です。時代の制約か西洋コンプレックスに完全に足を取られた議論になっていますが、書かれた時代背景を考えるとこれ以上は望むべくもないでしょうか。平成の世には流石に時代遅れの感が否めませんが、「教養」として一度読んでみるのもいいのではないでしょうか。僕らが憧れたインテリゲンツァの姿がそこにはあります。
読んでる最中はもの凄く感動するのに、読後に殆ど何も残らないのも、澁澤の特徴。貴重な記憶容量を浪費しなくて済むので、受験生にもオススメ。以上淡白な更新の言い訳でした。
これが愛か憎しみなのか 答えは必要ですか
ここ二三日世間は「交通事故キッズ」の話題で持ちきりですが、この本を読んでると彼がやったことがそんなに攻められるべきことなのだろうかと思えてしまいます。ロリータを礼賛し、ネクロフィリアにすら共感を寄せる澁澤と子供の死体に欲情する渡辺敏郎教諭との間に本質的な違いのあろうとも思いません。ルイス=キャロルやウラジミール=ナボコフが変態と罵られず、稀代の小説家と呼ばれているように、彼が教師でなく物書きを志していさえすればなんの問題もなかったでしょうに、非常に勿体ないことです。
紹介されているサイトを見る限り品性も才能も感じさせないものなので、あまり弁護したくもないのですが、一切人を傷つけず創作することは不可能です。今回の事件が感情的盲目的な異端排除の規制の動きを呼び起こさないことを願います。
今日の一行知識
旦那が四年間単身赴任している際に妊娠したのに、不倫の罪に問われなかった女性がいる*1。
夫に抱かれた夢を見た際に妊娠した、という主張が通ったようです。しらも切ってみるもんですね。
- アーティスト: ALI PROJECT,宝野アリカ,片倉三起也
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2006/12/06
- メディア: CD
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