青汁とホットケーキの相性
社民党危うし。
季節の変わり目恒例のサボり病発動で更新サボりました。軽症ですんで何よりです。
さて今回は古本祭りで購入した本の山の積読解消第一弾。読みやすいものから崩したら後がしんどい気がするのは多分気のせいです。
- 作者: 山口椿
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 1992/04
- メディア: 単行本
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
心臓が始まった時 嫌でも人は場所をとる
エロ・グロ・ナンセンス。
『SMスピリッツ』に連載されたコラムを纏めたエッセイ集。豊富な図版と仮借のない描写で猟奇とはこういうものだ。との作者の高笑いが聞こえるような一冊。本気でエグイ*1ので、夜に読んだら確実に夢に見ます。ネットでグロ画像渉猟するような趣味人にはオススメですが、「世の中はキレイなの」なんて幻想を抱いてる坊ちゃん嬢ちゃんには刺激が強すぎます。『幽☆遊☆白書』の樹の思想に共感できる人は友人に見せて上げてください。もしかしたら、ミノルやカズヤと友達になれるかもしれませんよ。
B級エロ本の埋めコラムの鑑のような作品ですが、当然欠点はあります。前半の猟奇事件の紹介を淡々と事務的に行っているうちは非常に好感の持てる*2ものですが、後半エッセイ風になると独りよがりな文章が目立つようになります。ノンフィクション系の作家やジャーナリスト様が「出世」して、エッセイを書き始めると大概この手の文章になるのですが、なんと言うか文章に謙虚さが足りません。飽くまで取り扱っていた題材が面白いのであって、自分の文章力にファンがついたのではないということが分かってない輩が多すぎます。文章とは道具ではなく、作品なのだという認識こそが最も大切なのではないでしょうか。以上自戒を込めた身の程知らずの暴言失礼しました。
必ず僕らは出会うだろう
『奇譚クラブ』からの伝統か、老舗のSM系の雑誌の埋めネタコラムには良質な連載が多いです。売り上げに一切関係しない*3ので、作家も編集も好き勝手できるのがその秘訣と耳にしたことがありますが、さもありなんと思えるほど、伸び伸びと書いているのが感じられて好感が持てます。中にはグラビア要らんからコラムだけ購読させろと言いたくなるような出来のものもあり侮れません。
モデルの質だけは上がった最近のエロ本もいいですが、やはり背徳感溢れる昔の雑誌の方がなんとも名状しがたい魅力があったのではないでしょうか。何も考えてないようなネーちゃんのぺカーとした笑顔を見てると正直萎えます。
(ここまで書いたところで、このブログは妹や女友達も読んでることを唐突に思い出したので以下自粛削除)
今日の一行知識
額に犬と彫りこむ刑罰があった。
芸州広島藩の刑罰。初犯は額に「一」の字を彫り、再犯でノの字を追加して「ナ」に、三回目でハライと点が加わって晴れて「犬」に。中々洒落てていい刑刑だと思うんですけど、復活させませんか?
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN,藤原基央
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: CD
- 購入: 5人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (425件) を見る