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これだから広告屋あがりは。
禁麻雀三日目。もう打たないゾ。っと。
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2005/05/21
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光のオーロラ身にまとい 君は戦う人になれ
秘密結社ゴルゴムも滅び、平和になったはずの地球に再びの危機が迫る。自身の住まう次元怪魔界が滅亡に瀕し、植民先を求めるクライシス帝国が地球に食指を伸ばしてきたのだ。我等の唯一の希望、新たなる「創世王」仮面ライダーBLACKも敢え無く敗れ、絶望がこの星を覆わんとしたその時、裂帛の気合と共に新たなる勇者が名乗りをあげる。その名は、「太陽の王子」仮面ライダーBLACK RX。
旧作回帰を謳い、ハードな雰囲気な怪奇ロマンを目指した前作『仮面ライダーBLACK』とうって変わって、明るく楽しい勧善懲悪ストーリーを展開した今作ですが、今一評価が低いように感じます。何が悪かったのでしょうか?ショウジョウバッタをモチーフにした間延びしたデザイン?ライダー初の帯剣*1?反則極まりないバイオライダー形態?ライダーなのに車*2に乗ってたから?
とまあ、欠点だらけのRXですが、小難しい前作より余程好感が持てました。特に子供時分はBLACKは本気で怖くて泣きそうで、度々放映をスルーしてしまいましたが、RXは単純明快で分かりやすく毎週楽しみにしていた記憶があります。特にリボルクラッシュ後の決めポーズは涙の出るほどカッコよくて何度も真似していました。とかく槍玉に挙げられがちなリボルケインですが、個人的には非常に気に入っています。前作で問題となった、素手対武器持ちでの殺人の間抜けさ噛み合わなさを払拭した画期的なアイディアだと思うのですが、皆さんはいかがお考えですか?
肝腎のストーリー面は、言挙げすることもないほどありきたりで凡庸な「80年代特撮」なのですが、敵が四つの軍団*3に別れてそれぞれの縄張りや権力の拡張を求めて互いに鎬を削るという構図が、今も昔もどろどろの政治的陰謀劇の大好きな私には大ヒットでした。しかし、今になって大人の後知恵で見ると、各軍団の組織としての対立、離合集散は描かれず、結局四人の軍団長*4の個人的な仲違いに矮小化されてしまっているのが、物足りなさを感じさせはします。
主役とヒロインは見事な大根でいっそ清々しいのですが、コミカルな雰囲気で場を和ませる佐原一家に、現在一部で人気赤丸急上昇中の小山力也*5演じる霞のジョーと、脇は個性的な味のある役者が揃っています。当然BGMや挿入歌主題歌は文句なしのかっこよさ。昭和と平成の狭間に奇妙な存在感を誇る古き良き特撮群を貴方も是非堪能してみて下さい。
太陽よ 愛に勇気を与えてくれ
大人になってから見るヒーローモノもえも言われぬ味わいがあって乙ですが、やはり子供時代にリアルタイムで見た時の震えるほどの感動には遠く及びません。今の子供たちにとってボウケンジャーやカブトやプリキュアはあの頃のようなヒーロー足りえているのでしょうか?
きっと心配要りませんね。我々SD世代がオリジナル世代を羨まないように、イケメン世代も大きくなったらきっと堂々とその魅力を我々に語ってくれるでしょう。その時が本当に楽しみです。