脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『新九郎、奔る』

【悲報】ウマ娘、国内でタブーになっている人気投票が海外で敢行され不人気キャラ推しが発狂wwwwwww:キニ速
日本の体感とだいぶ違って面白いですね。とりあえずダイタクヘリオスがやたら高順位なのにパリピ民族の業を感じた。


 AI推進に関して、既にDX化推進して社内に自前のSE抱えているところが一番導入が難しくて圧倒的に時代遅れって話を聞いてなるほどなあと。手に職をつけるのはいいんですが、職人はその技術自体と心中せざるを得ないってリスクと紙一重なんですよね。

生まれて来たその理由は

 時は室町嵐の時代。申次衆伊勢守定の二男として伊勢備前守家に生まれた新九郎少年。社会矛盾が表出し策謀渦巻くこの時代を彼はどう生きどのような伝説を残すのか。この物語は伊勢新九郎盛時、後の世に北条早雲と呼ばれた男の人生の物語である。


 ゆうきまさみが歴史モノを!?『機動警察パトレイバー』でリアルロボットと日常を融合させ、『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』で生産者牧場ものという新境地を切り開いた鬼才が挑むのは歴史漫画。きっちり監修を受けながら最新の学説を取り込み骨太な歴史観を提示しつつエンタメに落とし込むという『センゴク』が端緒をつけてた最近流行りのジャンルを大ベテランが円熟の業で書き上げるのだから面白くならない訳がありません。第四の壁を行ったり来たりするのが特異なゆうき氏の作劇法もあってかなり読みやすいものとなっています。明正の政変に始まって応仁・文明の乱、明応の政変と続く、本職でも頭を抱えるレベルに複雑な室町中央政界のドロドロをここまで分かりやすく漫画にしてくれているのはどんな神業だと。それでいて新九郎の成長とか、魅力的な脇キャラとか普通に伝記漫画としても無茶苦茶面白いのでマジで神です。現在連載も堀越公方襲撃という佳境も佳境なので是非読んでみてください。そして一緒に室町後期という混沌の時代の魅力の泥濘に一緒にはまりましょう。

一度ついた火は心ごと身体ごと強く燃えたぎる

 『センゴク』『へうげもの』『だんドーン』『逃げ上手の若君』そしてこの『新九郎、奔る』と最新の学説と史実に立脚した骨太な歴史漫画が沢山生み出されててアニオタよりの歴史屋としては感涙にむせぶばかりです。みなもと太郎先生あなたの切り拓いた荒野はこんなにも豊饒な大地になりましたよ。