脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『虐殺器官』

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黒田バブルで忘れかけてましたが、そういやカープってとってもケチなんでした。


 宅建試験今年の合格点は35点。と言う訳で見事に私は不合格。まあ、1点差で落ちるよりは諦めついていいか。


DQⅪ進捗

  • 天空魔城探索中。称号:「スーパースター」

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

慟哭のシンフォニア捧ぐ命運を変えて

 テロとの戦いが激化し、サラエボが第三のヒロシマナガサキとなってしまった世界。厳格な個人情報管理体制が敷かれ仮初の平和を享受する先進国と虐殺の横行する後進国。その狭間で生きる特殊検索群i分遣隊大尉クラヴィス=シェパード、そして虐殺の文法の使い手ジョン=ポール。世界に絶望した二人の物語は何処へと向かうのか。


 ハードSFとB級アクション、そして哲学の禁断の悪魔合体。そんなキメラな小説を文学に昇華させてるんだから作者の怪物ぶりがうかがえます。そりゃあ、「伊藤計劃」が次代を画するメルクマールにもなるわと一人納得。
 殺意とは、罪の意識とは何かを主題にしながらも展開されるのは分かりやすく燃えれるはったりの効いた上質のミリタリーアクション。世界と人間の有りように思いをめぐらしながらも、頭空っぽにして楽しめるエンタメ作品。って自分でも書いてて訳わかんなくなってきましたが、「伊藤計劃」としか名付けようのない混沌としつつも整然とした作風が楽しめます。ああ、この感動を伝えることのできる表現力が自分にないのが口惜しい。
 以上のように全体論語ろうとしたら全く収拾が付かなくなってしまったので、個別のピンポイントな感想をいれとくと、賛否が分かれがちな衝撃のラストですが、個人的には、絶望した人間のとる行動としては非常に理にかなった「らしい」ものだと思います。

救いとなれ引き返せなくなった者のため

 上田早夕里女史の作品初読の時にも思いましたが、この人の作品から感じてくるのは、崇拝にも似た「言葉の持つ力」への信頼感。一度はブンガクを志した人間としては、「人類の生み出した究極の叡智『言語』ってツールはここまでのことができるんだ」と高らかに叫ぶかのごとき、その作品群は余りにも眩く映ります。いつの日か、いや来世では、私も文筆の神に仕える巫覡として活動できるようになりたいものです。

リローデッド

リローデッド

帰って来た今日の一行知識

戦場で殺意を持って人を殺せるのはせいぜい10人に1人
英雄ってのはシリアルキラーの別名とはよく言いますが、この問題を克服するためにFPSが開発されたなんて話聞くとぞっとしますね。