脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

観戦記

対YB○8−4

広島東洋カープのニュース | 中国新聞アルファ
 サヨナラ市民球場。と言う訳で今シーズン最後の広島遠征を機に2年ぶりの野球観戦してきました。以下その観戦記。


 相も変わらず、ライトスタンド超満員。その他ガラガラの市民球場。広島人の野球観戦スタイルがよく分かります。そんな中大方の高橋先発の予想を裏切り、大竹登板で幕を開けた横浜戦。強力横浜打線相手に次期エース様はどう対するのか。乞うご期待。

 でしたが、先頭打者金城にストレートのフォアボール&仁志のセカンド併殺コースを東出が貫禄のトンネルで開始5分にして早速無死一三塁の大ピンチ。いきなり帰りたくなる最悪の展開ですが、続く内川を東出が汚名挽回のセカンドライナーゲッツー。4番村田もレフトフライに打ち取って無失点で切り抜けます。
 続く2回ビグビーのエンタイトルツーベースに一瞬ヒヤッとするも後続を仕留めて無問題。更に三回も金城にヒットを許すも強肩石原のナイススローで盗塁阻止。苦しみながらも前半を無失点で切り抜けました。なお、その間我らがカープ打線は、さくさく三凡×3で試合時間短縮に貢献しておられました。嗚呼、先が思いやられる。

 いよいよ中盤試合が動きます。四球で出した吉村を再び石原の好返球で盗塁死させるも、それで気が抜けたか、続くビグビーに今日二度目のスタンドインとなるライト中段に突き刺さるHRで遂に先制を許しました。しかしそれでようやく危機感が芽生えたカープ打線が奮起。天谷が粘りに粘った挙句にヒットで初出塁して、ちょろちょろちょろちょろ真田の心を乱します。それに応えた4番様が左中間を破れば、ヒットエンドラン気味の天谷の好走塁ですぐさま追いつきました。

 中略。試合はいよいよ大詰め8回。前回も内野のまずい守備にペースを乱され四苦八苦の大竹。正直この回代わるもんだとばかり思っていましたが、何故かの続投。そんなに台所事情苦しいんでしょうか。嫌な予感は的中するもの。一死一三塁のピンチに迎えるバッターは4番村田。露骨にホームラン狙いの超強振が大竹を捕まえレフトスタンドに勝利を決定付ける値千金の3ラン。
 しかし、カープは諦めません。続く裏の攻撃代打攻勢で勝負をかけます。先ず先頭の赤松が四球を選び、続く打者は代打緒方。一縷の望みを託してライトスタンドはヒートアップしますが、無念の見逃し三振。次の東出が必死の走塁で内野安打を勝ち取るも、続く天谷があわやダブルプレーのセカンドゴロで二死一三塁。迎えるバッターは昨日のヒーロー今日の役立たずアレックス。自棄糞気味の持って来いコールに応えてまさかまさかの同点打。となれば流れはもうこっちのもの。栗原嶋の連続ヒットで逆転モード。しかし続く打席はここ数日失態続きのシーボル。前田はおろか田中すら名前を呼ばれるスタンド全員一致の代打コールに応えて貫禄の外野フライ。熾烈を極める一軍外人残留レースに大きな一歩を刻みます。
 9回梅津が連続三振を含む三凡で連夜のサヨナラムードを盛り上げますが、小山田の前に内野フライを三つ打ち上げて終了。嫌な予感の延長戦突入です。

 両軍ともに1番からの好打順で分水嶺を予感させる10回。先ずは表の横浜の攻撃は、温存していた永川であっさり三凡。裏、こちらもあっさり東出天谷と倒れて、引き分け臭さが漂い始めます。しかし、この人は諦めていませんでした。先ほど殊勲打を放ったアレックスが、暴走気味の果敢な走塁で二塁進塁。一打サヨナラのお膳立てをします。迎えるバッターは4番栗原ですが当然敬遠。二死一二塁の最高の場面で代打前田。会場総立ちの悲鳴のような前田コールでしたが、ここも敬遠気味のストレートのフォアボールで満塁策。迎えるバッターは疫病神シーボル。たまには仕事しろ・当たれ・替われの罵声が飛び交う中、何とまさかの初球サヨナラ満塁ホームラン。先ほどまでの罵詈雑言の嵐が謝罪と賞賛の雨に一転。ダイヤモンドを廻る英雄の含羞の微笑と共に、追いつけ追い越せのカープファンには最高の一夜が幕を下ろしました。


 ちょっと早いけど、僕らの市民球場、長い間、夢と感動と馬鹿試合をどうもありがとう。
勝永川  同点栗原 再同点アレックス 決勝勝越シーボル

スタメン

二東出
中天谷
右アレックス
一栗原
左嶋
喜田剛
捕石原
遊木村
投大竹

 ブラウン監督の堪忍袋の緒も切れたか、シーボル&小窪下げ。梵よ早く帰ってきておくれ。

今日の個人的MVP

  • アレックス=オチョア

 連夜のサヨナラの立役者。出来れば来年もよろしく。