脱積読宣言

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『韓国を震撼させた十一日間』

痛いニュース(ノ∀`) : ナイジェリアの小学生、もらったパソコンでアダルトサイト閲覧…「勉学に励んでもらおうという努力は無駄に終わった」 - ライブドアブログ
人類発展の原動力は常にエロスです。偉い人には何故それが分からないのでしょうか?


虫が多いということは当然の如く蜘蛛も多いわけで・・・仕事変えようかしらん。

韓国を震撼させた十一日間

韓国を震撼させた十一日間

崩れ落ちて行く君は とても素敵に見える

朴大統領暗殺
 1979.10各地の反体制デモが朴政権を揺るがしている時に、中央情報部長*1が朴*2を射殺、政権奪取を企てたが逮捕。1979.12関係高官も逮捕。共に処刑。(『世界史B用語集』より引用)

 朴大統領暗殺事件、通称一〇・二六事件*3とその遠因となった学生デモ釜馬事態を取材したルポルタージュ。暗殺事件ルポなのに殺人犯の生立ち・心理より、朴大統領の死ぬべき理由たる時代背景の取材に力を入れているのが特色か。
 なので暗殺事件事態は割りと淡白な描写で食い足りないですが、釜馬事態の学生暴動の描写を微に入り細を穿つ熱の入った描写でこちらの血の温度を上げてくれます。
 文章的には感情移入しまくってる学生運動関連以外は、やる気の無さすら感じられる散漫な描写で正直退屈です。特に訳者が在日の方の所為で、韓国語独特の言い回しが翻案されてなかったり、韓国人にとっては常識なことへの訳注がなかったりと不親切の極みです。
 日本ではあまり取り上げられることの少ない事件ではありますが、良くも悪くも韓国の国柄を感じられる一冊なのでご一読をお勧めします。

これは悪夢なのさ そしてこれはあなたなのさ

 釜馬事態にしても、一〇・二六事件にしても、韓国人の熱しやすく冷め易い直情暴走傾向が感じられ、元嫌韓*4の私としては苦笑を禁じえません。しかし、頭で捏ね繰り回した理屈に拘泥し自滅した全共闘世代や、完全に去勢され切って反抗の気力さえない同世代を見渡すに、世界を変えるには無謀さというのも不可欠の要素なのではないかと思ってしまいます。我々が韓国人を忌むのは日本人が持たないその熱さに嫉妬している所為もあるのかもしれませんね。

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*1:金載圭。キム・ジェギュ。日本名:金本元一。

*2:正熙。パク・チョンヒ。韓国第5-9代大統領。日本名:高木正雄日韓基本条約を締結。「漢江の奇跡」。娘に槿恵

*3:どうでもいいですけど韓国人て日付を事件名称にするの好きですね

*4:現在は中国のスケールの大きさに度肝を抜かれっぱなしの畏中病患者です。