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こういう何の役にも立たない無駄なセンスの良さには憧れます。
レッツ黄金週間。
- 作者: 唐沢俊一,ソルボンヌ K子
- 出版社/メーカー: ミリオン出版
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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心の奥の深いところでつながってゆくあたたかいもの
旧き良き昭和三十年代。あの頃は猟奇殺人にも味があった・・・
一行知識蒐集と並ぶ唐沢俊一氏のライフワークの一つ。猟奇事件研究。例によって読みやすくも内容のない完全な読み捨て本ですので気楽にどうぞ。上にも書いた通り、この時代の事件にはどこか土臭い牧歌的なモノなので、最近の殺伐とした事件にうんざりとしている方にもオススメです。
どこまでだって続くよずっとこのまま
旧き良き時代の代名詞的な扱いを受ける昭和三十年代ですが、一皮剥けば、結局どろどろした醜い欲望に塗れた人間悲喜劇がそこにはあります。むしろ衣食の足りてない分今より余程汚い事が横行していた様に思えます。昨今の「異常な」犯罪も増加も、世間がお上品で清潔になった所為で、それが悪目立ちしてしまっているだけではないでしょうか。猟奇事件の防止は無論焦眉の急ではありますが、羹に懲りて膾を吹くような愚を犯してはなりません。皆さんくれぐれも、下種な野次馬根性に塗れたマスゴミの脅迫商法には騙されないようにしましょう。